<特集> 2016年春ダイヤ改正 首都圏②[JR編] (特集第一号・その18)
今回は首都圏のJR線の改正内容をまとめてお伝えします。
【上野東京ライン関連】
①東海道線の混雑を緩和
平日の朝通勤時間帯に運転されている10両編成の上り(北行)列車2本(東京7:05着の国府津発宇都宮行き、東京9:48着の小田原発前橋行き)が15両編成(ただし、後者は高崎線籠原以北で10両)になります。
②高崎線の混雑を緩和
平日の夕通勤時間帯に運転されている10両編成の下り(北行)列車1本(熱海発前橋行き、東京18:31発)が15両編成(ただし、籠原以北では10両)となります。
【東京メガループ】
今年度も強化がはかられます。
【八王子支社】
①中央線
-
現在新宿駅始発(17:00発)となっているあずさ25号は、始発駅を東京駅(16:45)発に変更します。
-
中央ライナー2号の時刻を約10分繰り下げます。(八王子発6:06→6:16、立川発6:15→6:26、新宿着6:43→6:52、東京着6:56→7:06)
-
小淵沢~甲府間の始発が約8分繰り上がります。この列車は大月行きから高尾行きに変更され、現在甲府駅6:15発の高尾行きとほぼ同じ時刻で走行するものと見込まれます。このため、現在甲府6:22発大月行きが運転されている時刻に走行する列車はなくなります。
-
中央快速線では、平日の9~10時台の東京~武蔵小金井間の上下各1本と、10~15時台の立川~高尾間の毎時1~2本を削減します。
②青梅線
-
平日朝の河辺始終着の各1本を青梅始終着に変更
-
土休日の一部列車の編成両数を6両→10両に変更(一部は10両から6両に変更されます)
-
平日の日中帯の青梅~奥多摩間の運転間隔を30分間隔から45分間隔に
③八高線
夕通勤時間帯の高麗川駅での接続を改善(高麗川17:54着小川町発高麗川行から八王子行きの接続時間を35分から3分に)します。
④小海線
新幹線接続に関係して初電・終電の時刻が変更されますが、変更幅はいずれも1分程度です。
【高崎支社】
①スワローあかぎ、あかぎの車両を統一
新宿行きスワローあかぎ2号、あかぎ8号が185系10両から651系7両での運転に変更されます。これにより、スワローあかぎ、あかぎはすべての列車が651系での運転となります。また、新宿発前橋行きスワローあかぎ13号(土休日はあかぎ13号)は運転が取り止められます。
②吾妻線関連
長野原草津口~万座・鹿沢口間での特急「草津」の運転が取り止められ、「草津」31号以外の全ての列車が長野原草津口で万座・鹿沢口方面の普通列車と接続します。このため、普通列車の時刻が変更(一部は増発?)されます。
これとは別に、下校時間帯の利便性向上のため、長野原草津口~万座・鹿沢口間で普通列車1往復を延長運転するほか、複数の列車で時刻の繰り下げが行われます。また、長野原草津口6:53発大前間の列車の運転を取り止めます。
このほか、本庄早稲田駅の16~18時台の上り列車の停車本数が増加します。
【水戸支社(いわき以北は除く)】
11~15時台の高萩発上り普通列車が毎時04分発に統一され、勝田駅からときわへの接続時間を最大27分から4分に短縮されます。またこれ以外でも、水戸以北の日中の普通列車などの発車時刻が統一されます。
土浦駅で分割を行い土浦駅~勝田駅間を5両編成で運転していた上野発7:03発の列車は、改正後は土浦以北でグリーン車付きの10両編成での運転となります。
③E531系20両を追加投入
E531系20両(5両×4編成)が追加投入され、415系がE531系に置き換えられます。これにより水戸線を走る列車が5両編成に統一され、常磐線(竜田以南)と水戸線を走る普通列車が4ドア車に統一されます。
このほか、水戸14:01発土浦行き(土浦で上野行き接続)が水戸14:00発上野行きとなります。
※いわき以北の変更内容は東北エリアを取り扱う際に触れます。
【千葉支社】
※一部の運転時刻の変更などは省略しました。
今回はここまでです。
執筆:No.7102
校正:部長補佐(No.7005)
写真:部長(No.6903)
特集第一号記事のこれまでの記事はこちらです↓