<特集> 2016年春ダイヤ改正 信越(特集第一号・その26)
みなさんこんにちは。今回は信越地方編ということで、新潟支社・長野支社及びその周辺のダイヤ改正についてお伝えします。
【新潟支社】
①上越新幹線日中時間帯関連の改善
東京駅を14~16時台に発車する列車が増発されます。現在は毎時32分発のみが設定され、8-10両での運転となっていますが、改正後は14-16時台については毎時40分発を基本に、15・16時台に速達型として毎時16分発を増発します(現在の臨時列車に近いものと思われます)。また、これに合わせて他の日中時間帯の列車についても上下線とも所要時間の短縮がはかられ、新潟14:13発東京行は1時間47分で、東京15:16発新潟行は1時間48分で走行します。日中時間帯全体では上りで7分・下りで4分の短縮となります。
②特急列車(いなほ・しらゆき)の時刻変更
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いなほ9号が新潟16:54発から新潟17:17発に変更されます。これによりとき328号(東京15:04発→17:00着)から接続するようになります(従来は東京14:40発から接続)。
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しらゆき7号の運転時間が30分程度繰り上がります(長岡19:02発→長岡18:34発)。またこれに合わせて前後の普通新潟行の時刻が変更され(長岡18:08発→長岡18:42発)、東三条駅19:01着の弥彦線の列車から接続するようになります(変更後は東三条19:08発)。
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上りの最終の「はくたか」が繰り下がるのに合わせて、接続する「しらゆき」9号が30分程度繰り下がります(新潟着22:52→23:25)。
③E129系新型電車で運行する列車の増加
新型車両「E129系」を追加投入します。これにあわせて、信越本線:長岡-直江津間、上越線:越後中里-長岡間では一部列車をワンマン運転に変更します。
北越急行ほくほく線から直通する、六日町16:40発直江津行きと越後湯沢18:08発直江津行きが黒井駅に停車するようになります。
⑤夜間時間帯の新幹線からの接続を改善
長岡駅22:11発普通直江津行きが長岡駅22:24発に変更され、長岡駅22:18着のMaxとき347号から接続するようになります。
⑥普通列車の時刻や両数変更、運転の取りやめ
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吉田9:15発弥彦行の全区間と、弥彦10:05発の吉田行の弥彦~吉田間が毎日運転の列車から土休日と多客期のみ運転される列車に変更されます。
【長野支社】
①下り最終あさまの時刻繰り下げ
下り最終のあさま631号の東京駅発車時刻が4分繰り下がります(東京22:04発→東京22:08発)。
②平日朝運転の臨時はくたかの時刻見直し
平日朝に運転されている上越妙高発長野行きはくたか598号は、従来の上越妙高7:51発から7:38発に変更され、長野での接続列車があさま610号からかがやき502号に変更されるため、東京駅に早く到着できるようになります。
③かがやき501号からしなの4号へ接続
東京6:16発のかがやき501号からしなの4号に乗り換えできるようになります。これにより、東京を朝一番に出ると松本駅には8:35に到着できるようになります(従来は最速で9:04,スーパーあずさ1号の場合は新宿7:00発松本9:39着)。
④夕時間帯の一部列車の所要時間短縮
上諏訪17:49発普通長野行きは、現在松本駅でスーパーあずさ23号との接続をとるため8分停車していますが、改正後はこの接続がなくなるため、松本駅の停車時間が短くなります。この他の区間でも所要時間の短縮が行われ、全区間では14分短縮となります。なおこれにより長野駅から接続する新幹線も変更になります。
⑤一部快速列車の停車駅追加
松本16:21発快速みすず飯田行きは、篠ノ井線内でも南松本・平田を通過する快速運転を行っていますが、改正後は篠ノ井線・中央本線内では各駅に停車するようになります(飯田線内では快速運転を実施)。
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一部の小海線の列車の運転区間が見直されます。
なお、あずさ25号の始発駅変更は、本連載の第18回(首都圏②)で、しなの9号・16号の運転区間短縮は、本連載の第2回(アーバンネットワーク②)で触れましたので省略します。
今回はここまでです。次回はいよいよ最後に残った東海地方編です。
執筆:部長補佐(No.7005)
写真:部長(No.6903)
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