<特集> 2016年春ダイヤ改正 京阪(特集第一号・その12)
昨年12月からお送りしております今回の2016年春ダイヤ改正の特集記事では、これまでJRグループのダイヤ改正内容をまとめてきましたが、今回はJRから離れ、本日発表された2016年3月19日に実施される京阪線のダイヤ改正の内容をお送りします。
※京阪ダイヤ改正については、発表された時刻表をもとに詳細をまとめた記事も掲載していますのであわせてご覧ください。
(日中の列車・朝ラッシュの大阪方面行き列車→) http://nrcofficial.hatenablog.jp/entry/toku01_ex01
(夕方以降の時間帯など→) http://nrcofficial.hatenablog.jp/entry/toku01_ex02
①特急の所要時間短縮
日中時間帯の特急列車の所要時間が見直され、上り(京都方面行き)は2分前後、下り(大阪方面行き)は4分前後の短縮となり、淀屋橋-出町柳間の所要時間は上下とも54分となります。また、これとあわせて交野線・宇治線と本線の接続が改善され、特に交野線各駅-本線京都方面各駅や本線淀屋橋方面各駅-宇治線各駅の所要時間が短縮されます。
②快速特急「洛楽」の定期運転化
現在行楽シーズンに臨時列車として運転されている京橋-七条間ノンストップの快速特急「洛楽」が定期運転となります(午前中の京都方面行き、夕方の大阪方面行きを30分おきに各5本設定)。なお「洛楽」の運転時は1時間あたり「快速特急2本、特急4本、快速急行2本」のダイヤとなります(現在の観光シーズン臨時ダイヤの午前中京都方面行きのパターンとほぼ同じ)。
京阪本線の快速特急「洛楽」や特急に使用される8000系電車。 2014.11/07
③日中のダイヤパターンの変更
①・②とは別に、日中のダイヤパターンが変更されます。具体的には、日中の急行の運転をとりやめ、かわりに準急を毎時6本、すなわち10分間隔で運転します。これにあわせて普通列車についても、枚方市行きと萱島行きがそれぞれ20分間隔で運転される形態に変更されます。
なお、特急と準急の接続は樟葉・丹波橋・三条で、準急と普通の接続駅は守口市のほか、京都方面行きのみ京橋でも行われます。この他、枚方市折り返しの普通は枚方市で特急と接続します。
プレスリリースに記載されているのは、あくまでも「接続駅」ですので、通過待避については書かれていないと思われます。したがって、準急については(特急が所要時間短縮となることも考えると)萱島駅か香里園駅で通過待避をする可能性もありますが、詳細は不明です。
④運転間隔の変更
利用状況に合わせて運転本数・間隔や運転区間・列車種別に変更が加えられますが、次の現在10分サイクルを基調とするダイヤが組まれている時間帯は12分サイクルを基調とするダイヤに変更されます。
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平日の大阪方面行きの20-22時台
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平日の京都方面行きの21-22時台
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土休日の大阪方面行きの19-22時台
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土休日の京都方面行きの20-21時台
なお、どこの駅を基準とした時間表記なのかは不明です。この他、次の変更が記載されています。
京阪線のダイヤ改正は2016年3月19日(土)に実施されます。新ダイヤの詳しい時刻は、2月下旬にも判明する見込みです。
執筆:副編集長(No.7005)
写真:部長(No.6903)
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