南海線をダイヤ改正してみる(起稿班研究第一号・その9)
今回は朝ラッシュ下りダイヤの改正案について説明したいと思います。
(↑和泉中央駅に入線する泉北ライナー。 2015年12月20日、和泉中央駅北側いぶき野大橋にて)
ダイヤは以下の通りです。
(1時間ヘッド)
※和歌山港行は適宜サザン・急行に設定します。
※りんくうタウン~関西空港でJRのスジと重なる場合は時間を1~2分ずらします。
まず普通の行先別の本数は1時間あたり
関西空港行 2本
和歌山市行 2本
樽井行 2本
羽倉崎行 2本
とし、和歌山市行は区間急行と合わせて4本/h、関西空港行は空港急行とあわせて6本/hになっています。また、樽井行の設定で羽倉崎~樽井間の不均衡を解消しています。
普通の待避駅は複々線区間、堺、浜寺公園、高石(一部列車のみ)、泉大津、貝塚、泉佐野となっています。また、急行は上り夕ラッシュ同様速達性確保のため待避をせず、区間急行は尾崎でサザンの待避、空港急行は岸和田で特急の待避を行います。ラピートαの待避をする空港急行だけは泉大津待避にしたかったのですが、この運転間隔で空港急行の半数だけ待避駅を変更すると普通の待避可能駅が無くなってしまいますので、岸和田待避のままとし、難波の発車時刻を通常より早めています。そのうえ、ラピートαとβの交互運転となっているため、一部で運転間隔が不均衡になっています。
また、ラピートαの所要時間も上り夕ラッシュと違い過密ダイヤとなっており最速にするのは困難ですので、37分とやや遅めに設定しています。
(↑左から南海線9000系、7100系、高野線6200系。 2015年12月16日、今宮戎駅にて)
次回は南海線の中でも一番混雑する上り朝ラッシュの現行ダイヤを考察したいと思います。
執筆:No.7212
校正:副編集長(No.7005)
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