１．夏期取材旅行の記録 Vol.14：五日目前半[奥羽線班] 【2020年灘校鉄道研究部部誌「どんこう」】
奥羽線班
再集合し、ホームに降りると、701系がとまっていました。東北の電化区間はどこに行ってもこれがいますね。正直、「これ何回目？ もう嫌だ！」と思いました。
仕方なく乗り込みますが、オールロングの車内は、けっこうこんでいます。これから２時間40分乗るので、席は確保できないと大変です。なんとかロングシートの一部を確保。しばらくすると発車しました。そしたら、すぐ車庫が見えたのですが、そこにキハ40と秋田新幹線のE6が並んでいたのでめちゃくちゃ違和感を覚えました。
列車はしばらく秋田市街を走った後、大張野～羽後境で山を越え、そこからは内陸部を走りました。だいたい110km/hぐらい出していました。
でも、とにかくひまです。景色は単調だし、ロングシートでトランプもできないし、おまけに雨です。こうなったら寝るぐらいしか方法はありません。と、思ったら、向かいの同級生はもう寝ていました。後で聞くと、出発した10分後ぐらいから寝ていたそうです（ﾜｻﾞﾜｻﾞﾃｯｹﾝﾘｮｺｳﾆｷﾃﾏﾃﾞﾈﾙﾋﾂﾖｳﾅｲﾀﾞﾛ）。僕はこれを書くことになっていたので、緊張して寝られませんでしたが。新庄まで行く人もけっこういたのでロングシートではなく、クロスシートにしてほしかったです。そうこうしているうちに新庄につきました。新庄では、対面している２つのホームに701系と山形新幹線のE3系が並んでいたので驚きました。
新庄からは、陸羽東線をキハ110に揺られていきます。やはりボックスシートは快適です。46分だけですが。そのまま田んぼしかないところを走っていきます。地平線が見えそうなぐらいなにもなかったです。
昼ご飯（コンビニ弁当）を食べて、ドボン（トランプゲーム）を数回すると余目に到着です。
跨線橋を渡るとすぐ気動車がきました（電化されているのに）。また、キハ110です。こいつもどこにでもいますね。16分で酒田につきました。
酒田で１時間ぐらい自由時間があったので、僕は、Y君と自転車で10分と書いてある、魚市場に行くことにしました。コインロッカーに、荷物を預けることにしましたが、「高い！！」一番小さいので400円。新大阪と同じです。JR料金設定考えろ！ ２人でシェアすることにしましたが、ぎりぎり入らない。何とか押し込んで入りましたが、駅員さんも出てきて、５分ほど費やしました。自転車は、タダで借りられたのでありがたかったです。自転車は、５か月ぶりぐらいなので、大丈夫かな？ と心配していたのですが、何事もなく15分ぐらいで魚市場に着きました。
魚市場では、Y君は昼ご飯を食べてなかったのでまぐろ丼（ご飯大盛り）（600円）を、僕は、単品でまぐろ二切れ（赤身）（100円）を食べました。
「僕だけ少なくて悲しい。もっと食べたいけどおなかに入らない。コンビニ弁当なんてたべなければよかった」と、思いました。時間がやばいことに気付いたので家族へのお土産「鮪昆布」を買って酒田駅を目指します。Y君はソフトクリームを買っていました（まだ食べるんかい）。時間がないので慌てて自転車をこいでいると、ｷｷｷｯ ｶﾞﾀﾝ 思いっきりこけました（ﾈﾀがふえてよかった）。やはり慣れてきた頃が危ないですね～。時間がないのでとにかく急ぎます。すると、駅の前の交差点で信号にかかります。残り10秒です。結局、集合場所には１分30秒ほど遅れて着きました。部員の皆さまに謝罪。
【文責 中学２年 No.7702】
