灘校鉄道研究部公式ブログ

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1.夏期取材旅行の記録 Vol.15:五日目後半[きらきら班] 【2020年灘校鉄道研究部部誌「どんこう」】

日目 30日 後半

きらきら班

 由利高原鉄道班と奥羽線班が酒田でいったん全員合流した後は、きらきら班と越後弥彦班に分かれ僕はきらきら班に行ったのですが、ほとんどがこのきらきら班でした。というのももう一つの越後弥彦班は急遽設定されたものだったのです。さて、このきらきらうえつはなんと2019年9月29日に廃止されてしまいました。廃止されてしまう前に乗ることができて良かったです。

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きらきらうえつ 本当に車体がきらきらしています

 

 10月5日からは、新しく「海里」という観光列車が走り出すそうです。海里に使われる車両は4日目に乗った五能線で運行されている観光列車リゾートしらかみの橅編成、青池編成と同じHB-E300系だそうです。ダイニングなどもありすごく興味深いと思いました。次回東北に行く機会があれば乗ってみようと思います。さて、海里の話はここまでにしてきらきらうえつの話に戻りましょう。車内はというと座席は快適なクロスシートでした。また、2号車には売店がありました。僕は記念台紙とプレミアムアイスクリーム(スゴクカタイアイス)を購入しました。

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プレミアムバニラアイス スプーンがアイスに刺さりません!

 他にもきらきら弁当という地元の食材を使った弁当も売っていたので地方活性化には力を入れられているなと思いました。アイスの味の方ですが、かなり濃厚でおいしかったです。さらに、売店利用者限定で窓の大きいボックス席に40分交代制で座れるサービスもありました。ドボンをしたり海を眺めたりしてました。かなり海の近くを走行していたのできれいに見ることができました。村上駅の直前ではデッドセクション(注:交流電化区間と直流電化区間の境に設けられる電流区分、そこを通ると一時的に電気が落ちる)を通りました。初めて見たので本当に照明が落ちるのかと驚きました。そして、きらきらうえつはあっという間に降りる新発田につきました。このまま新潟まで乗っていたいと思いました。ちなみにきらきらうえつの停車駅で興味深く感じたのは特急いなほが停車する中条や坂町を通過しているということです。特に坂町は米坂線の乗換駅でもあります。逆に海里は中条や坂町に停車し、きらきらうえつは停車していた豊栄、勝木、府屋、鼠ヶ関を通過するので、乗換駅・観光地に絞ったのではないかと考えられます。そして新発田からは長岡までは普通列車で行ったのですが19時頃だということもあってか多くの学生が乗っていました。しかし、裏を返せばその学生が下りた後は2人でもボックス席に座れました。これに限ったことではありませんが、現代、少子化が進行していく中、学生で採算をとっていこうとすると近い将来財政が破綻する可能性が高いのではと心配になりました。また、長岡は上越新幹線も途中停車駅が大宮のみの1往復をのぞけば全列車が停車する駅である割には、駅前だけが発展していて少し歩いたらさびれた町だったので驚きでした。旅館は1日目と同じだったので戻ってきたなと思いました。最後の夜は金曜ロードショー天空の城ラピュタをみて、みんなでドボンして終わりました。残りもあと1日です。

【文責 中学二年 No.7701】