1.夏期取材旅行の記録 Vol.6:三日目[仙台観光班] 【2020年灘校鉄道研究部部誌「どんこう」】
3日目 8月28日
仙台観光班
さて皆さん。仙台観光班は、仙台で自由時間を取り、その上で三陸班と合流する班です。私は仙石線に乗りに行きました。榴ヶ岡駅を発車してからしばらく行きます。元私鉄だけあって、駅間距離がかなり短いです。途中の苦竹からは地上に出、小鶴新田駅で車内のかなりの人が降りました。車両は205系3100番台。さっそく、石ノ森作品のラッピングを施した車両ともすれ違いました。陸前浜田駅あたりから、日本三景・松島が見えてきます。次の駅は松島海岸。遠目にしか見えませんでしたが、日本三景だけあってとても美しく見えました。駅名標にも、このように案内がありました。その後は石巻に向かい、そのまま石巻で折り返し、仙石東北ラインの列車に乗ります。車両はキハE120系ディーゼル気動車でした。編成番号は「C1」と「C2」。どうやら第一編成にあたったようです。車内にはディスプレイがついていて、現在の電力供給の状態をモニタリングして紹介してくれていました。キハE120系は「ハイブリッドディーゼル気動車」。電力をバッテリーに貯めて走ります。列車は来た道を戻り、仙台駅に着きます。仙台観光班の他のメンバーと集合し、新幹線ホームに。すると……
「あーっ、E5系だー!」
しかし、このE5系、ただのE5系ではなかったのです!車両番号を確認しに行くと…運転席横のドアには、「U1」と書かれていました。
「ゆ、U1編成!?」
そう、E5系の第一編成、U1編成だったのです。乗車はできませんでしたが、貴重な写真を撮ることができました。我々は隣のホームにやって来た「やまびこ」に乗り、仙台を後にしました。
さて、山田線の快速に乗り、宮古を目指します。宮古で降りると、いわタイプのポケモンが描かれた列車が停まっていました。ここで三陸班と合流、列車に乗り久慈を目指します。
三陸の景色を眺めようとみんな楽しみにしていましたが、気温差で窓が曇ってしまいました。仕方がないので手でガラスを暖め、曇りをとって撮影しました。並行している道路橋が綺麗だったので撮りました。
JRに乗り換え、八戸を目指します。乗車車両は、キハE130系キハE131-501とキハE132-501の2両編成で、やはり第一編成でした。八戸についてからは、タクシーでホテルに向かい、泊まりました。
【文責 高校1年 7502】