灘校鉄道研究部公式ブログ

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1.夏期取材旅行の記録 Vol.16:五日目後半[越後弥彦班] 【2020年灘校鉄道研究部部誌「どんこう」】

越後弥彦班

列車予約の際、全車指定席のきらきらうえつの指定券を人数分確保することができなかったため、もともと予定にあった、酒田から新津まで鈍行(普通列車)で乗り換えなしで行く、という班が一時的に復活しましたが、その班の希望者がいなかったため、この越後弥彦線班が作られました。

 

 自分からこの班に移るとは言ったものの、正直きらきらうえつに乗れなかったのは残念です。ただ、きらきらうえつの仕様になっている駅名標(次駅を表示する看板)や車両を見ることが出来たので、私としてはこれで満足です。

 特急いなほ号に乗車します。7両編成で、うち自由席は3両あり、私たちはそのうちの1両に固まって乗車しました。車内を見てみると、隣に誰も来ないであろうというほど、空席が多くある感じでした。

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 駅に到着したときにホームにいる客や乗ってくる客を見ていると、サラリーマンだったり、多くの外国人だったりと、昼間の特急の利用需要を知ることが出来ました。新潟に近づくにつれ、駅前が開発されている駅が増えてきました。新潟に結構近い新発田(しばた)から乗ってくる人もいました。普通列車の本数が少なく、特急だと速いからでしょうか。それとも、そのあとに新幹線に乗るのでしょうか。

 新潟駅に着く直前で窓から景色を見ていると、大きな車庫のような場所があり、そこに東京の山手線の電車が停まっていました。近くの車両製作所で製造された車両のようです。

 新潟駅から乗るのは、引退間近であろう115系6両編成です。

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 学生の帰宅時間帯であったため、どの車両にも席が埋まるくらい人が乗っていました。学校の最寄り駅であろう駅からは多く学生が乗ってきて、地域の路線は学生がそこそこ長い距離通学するための路線で、学生がいなくなればもはや運転する意味がなくなる、ということを実感しました。(他の路線の普通列車も大概そうでした。)駅の乗降客数を調べると、多くの駅で年々利用者が減っているということがわかり、少子化や地域離れが起こっていて地方は厳しいな、と感じました。

 また、ドアが自動で開かず、開閉ボタンもなく手で空ける方式だったので、まだこんなの残っていたのかと少し驚きました。

 弥彦線に少しだけ乗り、弥彦駅に6分だけ滞在します。

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 弥彦駅の駅舎は、彌彦神社の本殿を模したもので、外に出たところには手水がありました。すぐ帰るので駅周辺しか訪れたり撮ったりするものがなかったので、今度また訪れてみたいです。その後東三条駅まで行き、無事きらきらうえつ班と合流して、長岡まで行きました。改札を出た後見えるものが1日目と全く同じで、1日目はこうだったな、とか思い出していた記憶があります。

 途中観光などが少なかったので書くものが少なくなってしまいましたが、読んでくださいましてありがとうございました。

【文責 高校2年 No.7404】