神戸電鉄1100系(神鉄の車両形式part1)
神戸電鉄1100系は3両編成での運用の増加により、1969年から1972年にかけて13編成39両が製造された形式です。50年近く活躍している車両で、外観は昔の状態をかなり保っています。
現在1103編成、1105編成、1107編成、1109編成、1113編成、1115編成、1119編成、1121編成の8編成24両が在籍し、1113編成は1075を連結して4連、その他の編成は3連で運用されています。また、1117が保存されています。
製造当初の編成は電動車~付随車~電動車の編成で、
《デ1100形》+《サ1200形》+《デ1100形》
1101-1201-1102
1103-1202-1104
1105-1203-1106
1107-1204-1108
1109-1205-1110
1111-1206-1112
1113-1207-1114
1115-1208-1116
1117-1209-1118
1119-1210-1120
1121-1211-1122
1123-1212-1124
1125-1213-1126
となっていました。
このうち1212はデ860形864、1213は同じく865からの改造編入でした。
ラッシュ時にデ1070形(part2で紹介する予定です)との連結を行ったため、押部谷駅ではその作業を見ることができたほか、1978年からはデ1350形(part3で紹介する予定です)などとの5両編成の運用もはじまり、連結/解結も志染駅で行われるようになりました。
1986年からは冷房化工事が実施され、車内が快適になりました。
また、2000年に1115編成に1125を、1119編成に1126を組み込んで
1115-1125-1208-1116
1119-1210-1126-1120
となり、1213が廃車されました。
2001年からはワンマン化改造が開始され、1101編成~1109編成が2001年に、1115編成が2008年に、1119編成が2009年に改造されました。
2005年には1123編成の1123、1212が廃車され、1124は1121編成に組み込まれ、2009年のダイヤ改正によりワンマン非対応の1117編成が廃車されました。
さらに2013~2015年に1115編成、1119編成、1121編成が3両編成に戻り1125、1126、1124が廃車されたほか、6000/6500系に置き換えられ1111編成、1101編成も廃車となりました。
今後も6500系の増備や旅客の減少により数を減らすと思われます。
レトロな車両なので、三木や有馬温泉などの観光のついでに見てみてはいかがでしょうか。
執筆:No.7502
写真:No.7202
校正:No.7212(起稿班班長)