福知山・日根野３８１系が最終定期運用を終えました。
1970年に591系振り子試験車での振り子搭載車両の走行が始まり、1973年に遂に営業用振り子車両381系が特急「しなの」に就役し、1978年には先頭車を非貫通型として特急「くろしお」に就役して37年。
北陸新幹線の金沢開業に伴い683系しらさぎに余剰車が発生し、それを交流機器使用停止改造した289系が投入されることで381系を置き換えることとなり、本日2015年10月30日を以って37年間走り続けた特急「くろしお」、2012年から始まった183系800番台を置き換えて3年間走った特急「こうのとり」「きのさき」「はしだて」から381系が引退することとなりました。
↑くろしお号 ↑きのさき号
くろしお号の引退式典は新宮駅で行われましたが、後述の福知山駅に比べこじんまりとした式典でした。しかし、新宮駅では新宮駅長とゆるキャラ、新宮駅含む沿線主要駅では写真の寄せ書き横断幕と大勢の人に見送られて出発するなどの各駅での式典といった印象を受けました。
一方の福知山駅では引退に際しての式典が行われました。
2013年３月の183系800番台の引退に際してもほぼ同じ形での式典が行われていました。最後の国鉄色381系並びとなり、吹奏楽の演奏や福知山市長・ゆるキャラのお見送り等華々しい最期となりました。
今日の最終運用では、ラストランの記念乗車証が配布されました。
くろしお34号ではしっかりとした記念乗車証でしたが、こうのとりはセレモニー後すぐ帰る為に26号にしか部員が乗車していなかったために写真のようなカードでした。
ちなみに183系引退の際はこのようなポストカードでした。
新大阪には先にくろしおが、回送として出発後こうのとりが入線。
100人を超えるであろう多くのファンに囲まれて定期営業運転を終了しました。
本日で381系福知山車・日根野車は定期運用を退きましたが、特急「やくも」としては当分の間走り続けるようです。
↑やくも号
今回は大まかな内容のみをお伝えする記事となりましたが、今後機会があれば381系ないしくろしお・北近畿特急等についてしっかりと身の詰まったブログ記事や文化祭展示も考えております。
執筆者：部長(No.6903)
フォトギャラリー
↑昨年の鉄研旅行でのくろしお号
↑今日お昼のくろしお号
↑昨年の吹田公開時の381系と一昨年183系引退時の381系
本日のツイート
...ということでとりあえず部長が新宮へ出張しております。 pic.twitter.com/scZFNqepF7
— 灘校鉄道研究部 (@Nada_NRC) 2015, 10月 30本日で381系はくろしお号定期運用から離脱するため、新宮駅ではさよならセレモニーの準備が始まっています。 pic.twitter.com/4QNBgUybBs
— 灘校鉄道研究部 (@Nada_NRC) 2015, 10月 30381系くろしお、最終の定期運用列車特急くろしお34号が新宮駅を発車しました。 pic.twitter.com/6VDCBLlJj7
— 灘校鉄道研究部 (@Nada_NRC) 2015, 10月 30本日くろしお号に乗車した方には主要駅にて絵入りヘッドマークストラップが配布されています。 pic.twitter.com/SsIdvWhqDh
— 灘校鉄道研究部 (@Nada_NRC) 2015, 10月 30くろしお34号、串本駅を発車しました。
串本駅でも特製さよならポスターを手にお見送りをされていました。 pic.twitter.com/I3O5sWYWMk
— 灘校鉄道研究部 (@Nada_NRC) 2015, 10月 30一方、こちらは福知山駅。部員の一人が訪れています。このあと19時から行われる「ありがとう381系セレモニー」の準備が進んでいます。 pic.twitter.com/1Ta8BQ7JPY
— 灘校鉄道研究部 (@Nada_NRC) 2015, 10月 30くろしお34号前方を鹿が横切った為、三度の警笛吹鳴後、非常制動致しました。
幸い接触はなかった為、運転を再開致しました。
— 灘校鉄道研究部 (@Nada_NRC) 2015, 10月 30まだセレモニー開始前ですが、福知山駅には国鉄色の381系が入線しています。 pic.twitter.com/xmWyKEBfSP
— 灘校鉄道研究部 (@Nada_NRC) 2015, 10月 30くろしお34号は白浜駅に到着、前方に３両増結編成の連結作業を行いました。
白浜駅でもさよならの寄せ書き横断幕での見送りがありました。 pic.twitter.com/SbxXOPec1M
— 灘校鉄道研究部 (@Nada_NRC) 2015, 10月 30福知山駅での「ありがとう381系セレモニー」の模様です。1枚目で挨拶しているのは福知山市長です。また、吹奏楽団による演奏も行われました。 pic.twitter.com/OTfg2hupb5
— 灘校鉄道研究部 (@Nada_NRC) 2015, 10月 30くろしお34号、紀伊田辺に到着。
隣にはこの381系を置き換える289系が停車していました。 pic.twitter.com/CVXSFfhDGi
— 灘校鉄道研究部 (@Nada_NRC) 2015, 10月 30記念乗車証が配布されました！ pic.twitter.com/X0mCGD1mxo
— 灘校鉄道研究部 (@Nada_NRC) 2015, 10月 30こうのとり26号では、篠山口駅発車後に記念乗車証が配布されました。 pic.twitter.com/SshMX01mJy
— 灘校鉄道研究部 (@Nada_NRC) 2015, 10月 30ツイートがかなり遅れましたが、こうのとり26号が大阪に到着。部員はここで下車しました。 pic.twitter.com/GUUylSEdQK
— 灘校鉄道研究部 (@Nada_NRC) 2015, 10月 30最終のこうのとり28号新大阪行にも宝塚から部員が乗車しています。自由席にも空きがあるようで、比較的落ち着いた車内となっているようです。こうのとり28号はあと10分弱で終点の新大阪駅につきます。
— 灘校鉄道研究部 (@Nada_NRC) 2015, 10月 30こうのとり28号が終点の新大阪駅に4分ほど遅れていた到着しました。関西地区での381系の定期運用、そして国鉄特急色の列車の定期運用がまもなく終わりを告げます(写真は乗車していた部員が撮影、使用許可は得ています)。 pic.twitter.com/xyLwuDh5hC
— 灘校鉄道研究部 (@Nada_NRC) 2015, 10月 30本日はくろしお・こうのとり両列車の381系による最終定期運用に関してお伝えしてきました。
ブログ記事ももうまもなく掲載しますので、そちらも合わせてご覧下さい。 pic.twitter.com/KbvmxrvlRd
— 灘校鉄道研究部 (@Nada_NRC) 2015, 10月 30遅くなりましたが、くろしお34号が新大阪駅に入線、先頭部には大勢の人が集まり、警笛吹鳴の後に回送列車として発車しました。 pic.twitter.com/0WAJRnlIf6
— 灘校鉄道研究部 (@Nada_NRC) 2015, 10月 30