<特集> 2016年春ダイヤ改正 阪神・山陽②<詳細分析編1> (特集第一号・番外編その6)
阪神電車の改正後の新ダイヤ時刻表配布開始から一週間程経ちましたが、ようやくダイヤの解析がひと段落しましたのでダイヤ改正について詳しく記述します。
阪神・山陽詳細分析編の記事は平日の阪神本線の内容で、直通列車(特急・直通特急など)に関しては山陽線内についても一部言及する形となります。
また、現時点では平日ダイヤのみ分析が完了した状態ですので、土休日ダイヤに関しては改正後の実際の動きをお伝えする形となります。
阪神電車のダイヤ改正については、全列車を始発から終電まで順番にお伝えする予定です。表記されている時刻は、特に記述がない限り新ダイヤでの時刻となっています。また、一部推測が含まれている(特に山陽線内)為に不正確なデータであるということをご承知おき下さい。
上り(梅田方面)始発~朝ラッシュ時間帯序盤
始発前の阪神尼崎駅の表示
尼崎4:36→梅田4:51の列車(#460)から新開地5:27→梅田6:33の列車(#564)・西宮6:05→梅田6:26の列車(#640)まで
始発駅より終着の梅田駅まで待避することなく先着となる普通列車です。
始発から3本の列車(#460~#464)は現行ダイヤとほぼ変わりません。
尼崎4:36発の始発列車
466列車(尼崎始発5:25→5:38)は、現行ダイヤで尼崎5:45→5:58の560列車を20分繰り上げられたものです。その影響か新468列車は現行466列車と比較して神戸三宮発時刻を2分繰り下げ、尼崎時点で3分繰り下げとなっています。
次の普通列車である560列車ですが、現行通り、新開地始発で尼崎にて尼崎始発の急行540列車と接続します。560列車・540列車共々時刻に変更はありません。
562列車は変更はありません。
次に564列車と640列車(急行)ですが、640列車は尼崎始発から西宮6:05始発に運転区間が延長されています。564列車は現行と同じく尼崎で640列車と接続します。この為、640列車を利用して西宮・今津・甲子園・武庫川から尼崎以遠に向かう際には3~5分の所用時間短縮となり、564列車の西宮~尼崎の混雑緩和が予想されます。
また、現行では西宮1番線に停泊している編成は642列車から運用開始となりますが、改正後は何らかの変化が考えられます。
西宮1番線に停泊する8239F
石屋川5:55→梅田6:41の列車(#566)・東二見5:21→梅田6:30の直通特急列車(#9040)から高速神戸6:14→梅田7:33の列車(#664)・東二見6:13→梅田7:25の列車(#9056)まで
この時間帯は軒並み1~2分、発車時刻が前後しています。一部駅では発車時刻の繰り上げもありますので、充分に注意して各駅で配布されているポケット時刻表にて確認してください。
この時間帯では唯一大きな変化があるのが662列車です。
662列車は現行では石屋川車庫から青木駅へ回送され、青木駅始発となっていましたが、改正後は回送区間も客扱いを行い、石屋川駅6:24始発の列車となります。
直通特急・急行を普通列車が待避する駅についても改正前と変わらないと思われます。
今回はここまでです。次回は上り朝ラッシュ時間帯中盤から昼間パターンダイヤにかけてを予定しています。
執筆:部長(No.6903)
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