<特集> 2016年春ダイヤ改正 北近畿・山陰(特集第一号・その23)
今回は北近畿地方・山陰地方関連の改正内容を見ていきたいと思います。
・はまかぜ1・4号が竹田駅に通年で停車 【福知山支社】
竹田城跡などの観光スポットのある竹田駅には春～秋の繁忙期にのみ「はまかぜ」2往復(1号・3号・4号・6号)が臨時停車していましたが、次のダイヤ改正でこのうちの1往復が通年停車することになります。2012年からJR西日本は竹田城跡などの観光誘致に力を注いでおり、観光列車「天空の城 竹田城跡号」も運転されています。通年停車化は、ここ数年の利用状況等を考慮してのものでしょう。
「竹田城跡」のヘッドマークシールを取り付けて走行するキハ189系はまかぜ 2013.10.09
・播但線のデータイムのダイヤを整理 【福知山支社】
姫路発寺前方面行きの普通列車の姫路発の昼間時間帯(9～14時)のダイヤが21分・52分発に整理されます。これは利用客の乗車機会を等間隔にすることでより便利になり、覚えやすいダイヤになること、そして混雑が均等化されることが期待されます。
※11・13時台については姫路駅21分発の運転はありません。また10・14時台については姫路駅21分発が福崎行きとなるため、福崎以北では1時間おきの運転となる時間帯が増えることになります。
・播但線の夜時間帯に増発・終電繰り下げ 【福知山支社】
姫路21:58発の福崎行きが増発されます。これは、列車間隔が1時間近く開くことによる直後の列車の混雑を緩和するためでしょう。なお、これにあわせて21・22時台の他の列車も5～10分程度時刻が変わります。また下り終電が姫路23:53発から姫路0:08発に15分繰り下げられることにより、東京方面からの最終の「のぞみ」(東京20:50発のぞみ135号、姫路23:55着)や大阪方面からの新快速(京都22:29発、大阪23:00発、姫路0:04着)と接続し、東京や大阪での滞在できる時間が拡大します(東京駅基準では40分、大阪駅基準では20分拡大)。
播但線以外の福知山支社内の路線には、大きな変更はない見通しです。
・アクアライナーの停車駅を変更 【米子支社】
需要に合わせてのものでしょう。細かい停車駅の変更があります。この他、米子支社では、出雲市～益田間で15時以降の普通列車など、一部列車に時刻の変更がありますが、次のダイヤ改正での大きな変更はない模様です。
米子支社内の普通列車たち。右側に写るキハ121や兄弟形式のキハ126がアクアライナーに充当される。2013.08.12
北近畿関連の話題が出ましたので、1月29日に発表された京都丹後鉄道(旧:北近畿タンゴ鉄道)のダイヤ改正の内容についても触れておきます。
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宮舞線(宮津～西舞鶴)では西舞鶴～与謝野間で1往復、宮豊線(宮津～豊岡)では13時台に豊岡から西舞鶴方面に向かう列車を増発することで、日中の運行間隔を最大で約1時間程度となります。
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宮福線(宮津～福知山)では上り普通列車(福知山行き)2本、下り普通列車(宮津方面行き)1本が快速列車となります。これにより列車の運転間隔を等間隔に近づけるほか、普通列車の運行時間が列車の行き違い待ちによって長くなる問題を改善し、所要時間が最大で26分短縮されます。
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あかまつ2号の運転時間帯が約1時間繰り上がります。
今回は以上です。
執筆:No.7105
加筆・校正:部長補佐(No.7005)
写真：部長(No.6903)
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