灘校鉄道研究部公式ブログ

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10.冬の東京旅行記 Vol.3:第三日~あとがき 【2020年灘校鉄道研究部部誌「どんこう」】

第三日 12月28日  東京→芦屋

 

1.飯田線で帰還                        文責:M.A.

 朝四時、前の晩にセットしていたスマホの目覚まし時計がなりました。正直あと5時間くらいは眠れた(というか眠りたい!)のですが、飯田線を完乗できる機会などなかなかないということで、パパッと身支度をし、隣で寝ている友人たちを起こさないように一人でホテルを出ました。ホテルは茅場町にあり、真下には東京メトロの線路も通っているのですが、当然四時なのでまだ運転はしていません。幸い、東京駅への距離は長くはありませんでしたが、いくら今年は暖冬だとは言え12月末の四時は寒い!残念ながらカイロや耳あてなどは持って来ていなかったので、フリースとジャンパーでなんとか寒さをしのいで、4:30頃に東京駅に到着しました。

 

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4時半頃の高尾行き&東京駅。さすがの東京駅もこの時間帯は人が少ない

まず最初に乗るのは中央線です。飯田線の列車が上諏訪発なので、まずはそこまで行く必要があります。6時くらいからは快速や中央特快といった列車が運転しているのですが、時刻は朝四時。普通列車でゆっくり行くしかありません。(ただ、鉄ヲタの自分にとっては高尾行きの普通というのがな かなかないのもあって結構嬉しかったりもします)朝早くということで、ホームに着くと自分が乗る電車とその一本後の電車がすでに停車していました。ここで乗る電車を間違えては元も子もないので、電光掲示板で発車時刻を確認して目的の電車に乗り込み、まずは一安心です。

▲乗っていた車両は折り返しの快速になる

▲4時半頃の高尾行き&東京駅。さすがの東京駅もこの時間帯は人が少ない

 さて、電車は無事(?)東京駅を出発し、関西人の僕でもよく聞くような名前の駅に停車しながら、終点高尾に到着しました。(ちなみに最初は空いていたのですが、新宿あたりからどっとお客さんが乗って来ました。年末でも会社員さんたちは大変なんだなと痛感しました…)

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乗っていた車両は折り返しの快速になる

 ここからさらに松本行きに乗り換えます。車両は211系です。残念ながらロングシートでしたが、JR東日本国鉄型に乗れるというだけで自分としてはとても嬉しかったです。

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これから乗る列車。てっきり高尾行きが到着したホームにやってくると思っていたので、もし気付かなかったら乗り過ごすところだった…

 まだ暗い駅を列車は発車し、山梨、長野方面へ向かいます。(悲しいことに、自分の乗った車両は暖房の効きが悪く、ドアが開く度に冷たい空気が入って来ました。 一応半自動なのですが、利用者さんも少なくない上、ドアを開けても閉めてくれなかったりするので、かなりキツかったです)ウトウトしながらも時々車窓を眺めていると、だんだんと日が昇って来ました。やはり、朝焼けは田舎の風景も相待って非常に綺麗で、また日が昇った後も富士山のてっぺんらしきものがひょこっと見えるなど、色々と楽しませてもらいました。暖冬といえども少し雪が積もっているところもあり、さすが長野!という感じもしました。

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列車は甲府駅で少し停車する。ここから身延線に乗り換えて静岡方面へ行くことも可能。

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少し雪の積もる信濃境駅。名前の通り(?)山梨県と長野県の県境にある。

 かなり疲れていたのもあって、うつらうつらしていた為、正直乗り過ごしそうで怖かったのですが、ちゃんと上諏訪駅で降りることができました。目が覚めたら列車が駅を発車していて、その駅が上諏訪だったらどうしよう!とかなりビビりました…

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富士山のてっぺんらしきもの(画像中央)

 さて、やっと目的の列車に乗ることができます。乗車時間は7時間と、ムーンライトながらに乗っていた時間より長いのですが、秘境駅[1]好きの自分にとって飯田線に乗れるというのは非常に嬉しいことなので、それほど苦痛ではありません(謎の自慢)因みにこの列車、上諏訪から岡谷までは先ほど乗っていた松本行きと同じルートを通るので、岡谷あたりから乗ることも実は可能でした。しかし、全区間アナウンスを収録したいというのもあり、(収録について詳しくは前の方のページの私鉄の項を参照してくださいね)どうせなら、ということで上諏訪から乗車することにしました。

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上諏訪駅。足湯があるというのを後から知った。入りたかった…orz

 さて、次に乗る列車は313系です。松本行きを降りたらくるのを少し待たないといけないのかな〜などと考えていましたが、僕が駅に着いた時にはすでにホームに停車していました。やったね! また、313系のシートは非常に座り心地が良く、クロスシートボックスシートの可能性もあったのでラッキーでした)で、快適に車窓を楽しむことができます。アナウンス収録のため、極力他のお客さんの迷惑にならにならないようマイクをセットし、しばらくして電車は上諏訪駅を発車。ここで一つ失敗だったのが、ご飯を買い忘れてしまったことです。朝食も摂っていなかったのもあり、お腹が空くのは必至なので、長時間停車の時に自販機で何か買うしかありません。幸い、そんなに空腹にならなかったのと、途中10分くらい停車する駅(自販機有)が3,4つあったので助かりましたが、もし運が悪ければ途中で気持ち悪くなって車窓どころではなくなっていたかもしれません…

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岡谷駅で10分ほど停車。ご飯を買い忘れたことにはこのあと気付いた。

 電車はゆっくり駅に停車しながら、いよいよ飯田線に入ります。(これを読んでいる皆さんならご存知かもしれませんが、飯田線は途中の辰野駅からです。調べるまで自分は知りませんでした。←おい)

 因みにこの飯田線なのですが、途中天竜峡駅あたりまでは山と山に挟まれてはいるもののある程度開けている場所を通ります。しかしこの路線、天竜峡駅をこえると路線の存在を疑ってしまうほどの山奥に入って行くんです。また、JRの田舎を走る路線といえば駅間が非常に長いイメージですが、飯田線は駅間距離がかなり短いです。(駅間の平均距離は阪急神戸線とほとんど変わりません)これは、飯田線がもともと豊川鉄道(現在の豊橋―大海間)・鳳来寺鉄道(現在の大海―三河川合間)・三信鉄道(三河川合天竜峡間)・伊那電気鉄道(天竜峡―辰野間)という四つの私鉄を国鉄が買収したために出来た路線であり、その私鉄が集落毎に駅を作っていたためです。それもあって、秘境駅が非常に多いのです。(出典:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/飯田線

 さて、電車は天竜峡駅を発車し、天竜川に沿って走りながらいよいよ秘境駅ワールドへ入って行きます。天竜峡駅の次が千代という駅で、これはランキング(※1のホームページ参照)の23位にランクインしています。実は自分、この駅がランキングに入っていることを知らず、周辺をあまり観察していなかったのですが、車窓を眺めていた感じでは、人家も少なかったり、またいかにも山上の集落に続いていそうな(Googleマップで確認したところ、実際に続いていました)道があったりと、飯田線らしい駅だなあと感じたのを覚えています。またその次も金野という有名な秘境駅です。こちらは7位にランクインしています。やはり写真で見るのとは違い、車内からでしたがその独特な雰囲気に圧倒されてしまいました。この先の田本駅や先ほどの千代駅など、飯田線秘境駅といえば山側にあるイメージだったのですが、この駅は川側にあります。それもあってなんだか川に引き込まれそうです。

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窓から見える天竜川の景色はまさに「絶景」だ。

また機会があったら降りてみたいですね〜。次に停車する秘境駅田本駅です。こちらは6位にランクインしています。断崖絶壁にあり、鉄道ファンでない人にも知られていたりいなかったりする非常に有名な駅です。自分は趣味の都合で写真より動画を撮ることの方が多いのですが(技術が無く、どちらも撮り鉄と呼べるレベルのものは撮ることはできません…)非常に残念なことにミスって録画ボタンを押し損ねてしまい、田本や金野の映像を取り損ねてしまいました…。

▲駅の上に人家があるのがわかる。人々はなぜここに住もうと思ったのだろうか…その名の通り、侍が落ち延びてきたのか、それともまた別の理由なのか…

 

 さて、次にとまる秘境駅為栗という駅です。14位にランクインしています。「ためくり」と書いて「してぐり」と読みます。自分はなぜか「しでくり」だと思ってました(謎)為栗駅を発車すると、次は平岡駅に停車します。こちらの駅は秘境駅という訳では無くむしろその逆で、天龍村という村の役場があります。(1956年の昭和の大合併前は平岡村という個別の村でした)

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こちらの駅も川側にあります。駅から望む天竜川は最高だろうなあ…

 電車は平岡を発車し、鶯巣伊那小沢伊那小沢も下位ではありますがランクインしています。また、自分の乗っていた電車はここで行違いをしました。秘境駅で行違いというのもなんだか複雑ですね笑)、中井侍と停まります。この中井侍という駅も有名な秘境駅です。こちらは四位に入っています。先ほどの田本駅と同じようにこちらも断崖絶壁に立っている駅です。

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駅の上に人家があるのがわかる。人々はなぜここに住もうと思ったのだろうか…その名の通り、侍が落ち延びてきたのか、それともまた別の理由なのか…

 あくまで噂なのですが、昔、この駅から静岡方面へ通学する女子高生がいて、こんな山奥から自転車などで通学する訳にもいかず、その女子高生が卒業するまでの3年間は、駅に本来通過するはずの快速が停車していた、という話があります。(通学時間帯にはその快速しか走っていなかった)そして、女子高生が卒業する、つまり快速がこの駅に臨時停車する最後の日に車内アナウンスで「卒業おめでとう」と放送が流れたそうです。今は亡き旧白滝駅を思い出すようなエピソードですよね。

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この駅で結婚式が行われた時の様子。

 さて、中井侍を過ぎて停車するのが小和田という駅です。こちらは飯田線秘境駅としてはもっとも上位の3位にランクインしています。小和田といえば雅子さまの苗字のイメージですが、実際今上天皇雅子さまが結婚された時は、この駅も通勤ラッシュのように混雑したそうです。(駅の読みは「こわだ」で残念ながら雅子さまの苗字「おわだ」とは異なります)実はこの駅には半年くらい前に日帰りで行ったことがあり、何だか不思議な気分になったのを覚えています。右と下の写真はその時のものです。(雨だったっていうのもあるかも)

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駅を少し行ったところにある廃屋。製茶工場だったらしい…

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駅から天竜川を望む。何故か吸い込まれてしまいそうになった。

 電車がこの小和田駅を発車すると、大嵐、相月などの(そっち系の)魅力が溢れる駅を通りながらも、水窪中部天竜などひらけている所を通るなど、秘境感はだんだんと薄れて行きます。(それでも身近な田舎って感じがあって大好きですが笑)本長篠駅をすぎると、だんだんと平野が見えてきて…しばらくすると新城、豊川あたりからお客さんがいっぱい乗ってきて…気付けば終点大都会豊橋に到着します。僕はそのあと豊橋きしめんを食べてお腹を満たし、東海道本線でゆっくり帰ってきていた友人たちと名古屋で合流し…という感じで神戸の家に帰って行きました。本数は少ないですが、小和田や中井侍など豊橋に近い秘境駅は神戸や大阪から日帰りで行くことも可能なので、時々、こういう変わった路線に乗って都会の喧騒や時間の速さに疲れた心を癒してみるのも良いと思いますよ。本当にいい路線です。自分もまた行ってみようと思います。

 

2.東海道本線で帰還                                                                    文責:しゅーくりーむ

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東京ともお別れである

 朝、前日遅くまで起きていたこともあって7時に起き、寝ぼけたままチェックアウト。地下鉄で大手町まで行って地下通路経由で東京駅へ。9番ホームに上がり、東海道本線熱海行きに乗ります。いきなりグリーン課金です。ブルジョワか。1階建ての部分に乗ります。親切な男性が席の位置を変えてくれました。感謝!ムーンライトながらで来た道を優雅に戻ります。品川で成田エクスプレスとすれ違い。鶴見あたりで京急の北海道ホタテラッピング車と並走しました。茅ヶ崎を過ぎ、並走路線がなくなります。国府津、小田原を過ぎ、案外あっさり熱海に到着しました。

 ここからはJR東日本区間を抜け、JR東海区間に入ります。駅名標が他とは違いデザイン性がありました。

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 それは突然始まります。熱海ダッシュです。聞いてない聞いてない。あっという間に席が埋まります。地獄の始まりです。211系の向かい側に踊り子号が止まっていました。熱海を出発。そういえばJR東海、315系なるものを開発して211系や311系を置き換えるつもりらしい。こういうのは早めに撮っておかないと。長――――い丹那トンネルを抜けて函南、三島、沼津に停車し御殿場線と合流。この辺りは駅間がかなり長いです。富士山を見ようと試みましたが見事に雲に隠れられています。また晴れているときに来たいですね。一応下半分だけ写真に収めておきました。列車は、前側3両は島田行き、後ろ側3両は静岡行きなのですが、静岡で切り離した3両はそのまま浜松行きになるという謎列車です。というわけで、静岡で下車し3両の浜松行きに乗車。何とか席は確保。しかし、ロングシートです。利用客が多いからそうしているらしいですがそんなら両数増やせと言いたいですね。まぁ車庫を見てもスッカラカンなんですけどね。やることもないのでスマホを触ります。何とか暇をつぶして終点浜松に到着。浜松からもロングシート。ほんとこればっかりですね。よしたけ君、桃鉄君と合流。席は桃鉄君のみが獲得。どうやらよしたけ君は熱海からずっと立ってるらしい。ご愁傷さまです。することもないし景色もずっと住宅地で代わり映えしないのでよしたけ君と1メートルも離れていないのにTwitter上で会話。とてつもなくホームが広い弁天島を過ぎると浜名湖を渡ります。それからも住宅地を駆け抜け、終点豊橋です。始まりました、豊橋ダッシュ。乗客の皆さん一斉に駆け出します。僕らも負けずに走ります。僕の他はキャリーバッグ勢なので遅い。こればっかりは仕方ないよね。先頭車に行きかぶりつきます。あ、名鉄だ。赤いボディがいいですね。さすが快速、かなり速度は出てる模様。この区間の快速と新快速、新快速と特別快速の違いはそれぞれ停車駅が1駅違うだけです。安城に停車。三河安城 を通過。あれ、確か三河安城って新幹線止まりましたよね‥‥。JR東海から見捨てられた新幹線駅、かわいそう。大府の手前で久々にEF210を見ました。金山に到着。思ったより広いです。新駅、尾頭橋を通過し、名古屋に到着。圧倒的都会感。ここで2時間の自由行動になります。自由とは言っても結局よしたけ君の母親さん以外は全員名鉄に乗ったんですけどね。JRのホームを降りる寸前、EF210の単機が通過していきました。雰囲気とかいいですね。名鉄に乗り換え、ホームが狭いと噂の西枇杷島へ。聞いた通り狭い。でもそんな西枇杷島もホームを広げる工事をするのだそう。行きたい人はお早めにどうぞ。

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西枇杷島のホーム。分かりにくいが、上りも下りも狭い

 西枇杷島で適当に過ごして適当に帰ろうと思ったのですが普通しか止まらないので30分に1本しか電車が来ない。大都会名古屋からたった3駅電車に乗っただけで着く駅で、です。いろんな意味で恐るべし名鉄。てなわけでさっさと撤退。名鉄名古屋で電車を撮ります。よしたけ君はJRの稲沢駅に行きたいらしくさっさとJR名古屋の方に向かっていました。桃鉄君と撮影を続けます。さすが日本一忙しいといわれる駅名鉄名古屋。線路は2本しかないのに写真を撮るこっちまで目を回しそうです。恐るべし名鉄(2回目)。上下ともに30分ごとに有料特急ミュースカイが来るので飽きない。結構あるように思えますが毎便全車満席です。どうなっとんねん。恐るべし名鉄(3回目)。

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 撮影に満足し、JRの名古屋に戻ります。ここからが今日のカオスゾーンです。17:00によしたけ君の母親さんと合流。しかしよしたけ君が来ない。電話をかけてみると集合時間を30分勘違いしていた模様。よしたけ君を待つ間、桃鉄君はきしめんを食べていましたが、僕は時間内に食べきる自信がないので止めておきました。17:20ごろに再集合。ここで出発前に立てた予定では名古屋17:30発の快速にM.A.君が乗っているはず、ということに気付きます。急いでLINEで伝えると、豊橋きしめんを食べて15分後の新快速に乗っているとのこと。新快速は大垣どまりなので大垣で15分待って特別快速に乗り換える、ということになります。この時点で家に着く時刻が予定より30分遅れます。よしたけ君は短い待ち時間にきしめんを食べていました。結局この旅行できしめんを食べていないのは僕だけです。17:45、M.A.君を乗せた新快速が到着。4人でボックスを占領します。よしたけ君の母親さんは違うところに座っていました。日も沈んだのでゲームに興じます。さて、そんなこんなで大垣に到着し、降りたホーム向かい側で米原行きを待ちます‥‥が来ません。15分遅れている模様。ええなんでこのタイミング?寒い 中待つと、米原行きがやってきました。当然ながら座れません。みんなで立ちながら人狼ゲームの続きをやります。結局遅れを回復しないまま米原に到着。

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 まだ旅は1時間以上あるのに帰ってきたと感じました。さてここで遅延の影響が。もともと米原は30分に1本しか新快速がないのに、15分遅れで到着したのですから接続がうまくいかないわけです。ここでは7分ほど待ち、先に入線した8両に乗りました。淡路のトラフグラッピング車でした。やがてドアが閉まり、発車。4人でドボンに興じます。1時間半ほどで大阪に到着。家が阪急沿線の桃鉄君と夕飯を食べに行くというよしたけ親子と分かれます。僕とM.A.君は芦屋で降り、普通に乗り換えて最寄り駅まで帰りました。改札に向かうエスカレーターで左に立ってしまい、周りから変な目で見られました。改札の人に5個のスタンプが押された18切符を見せ、長い旅行が終わったのでした。

 

~Fin~

 

 

 

 

あとがき

 どうも、熱海観光班の記事を書いたよしたけです。記事の編集も担当しまして、これがかなりしんどかったです...みんなフォームが違うので苦労しました。

 愚痴はこの辺でおしまいにして、本題に入りましょうか。この旅行をするに至ったのは、僕の何気ない一言に端を発しました。

「冬休みあたりムーンライトながら乗りたいなあ」

その時は本当に何気なく言ったのですが、それを聞いたしゅーくりーむ君が、しばらくして行程表を作ってきたのです。自分でもびっくりしましたが、良さげなので便乗することにしました。

 問題は泊まるところでした。当初は、ムーンライトながらに連続で乗る予定でしたが、さすがにきつすぎる。しゅーくりーむ君は「叔母が東京に住んでるので泊めてもらえればいい」と言ってくれましたが、さすがに申し訳ないので他を探します.。しかし、中二だけで泊まれるホテルなんて東京にあまりありません。仕方ないので母に相談すると、なんと同行してくれるそうです。ありがたや。というわけで旅行は遂行できたのでした。

 ところでこの旅行、単独行動が多くなっております。団体の旅行というものは、切符の手配の手間がいらず楽ですが、その代わり好き勝手な行動ができません。対して個人旅行というものは、行動の自由度は高いものの切符などの手配の負担を全て自分が負うことになります。去年に、そうしたデメリットをなくそうとした旅行を先輩方が遂行しており、そのような形態をまねて行なったのが今回の旅行なのです。

 最後に、今回ホテルの手配・付き添いをしてくれた僕の母親、美味しい店を紹介し、ご馳走になったしゅーくりーむ君の叔母様、そして旅行の計画を綿密に立ててくれたしゅーくりーむ君その他に深く感謝を申し上げたいと思います。有り難うございました。

 

[1] 無人地帯や山奥にある駅。飯田線では多くの駅が上位にランクインしている。関西だと保津峡駅紀伊神谷駅など。かつては神戸電鉄菊水山駅という駅があり、2004年までは右記のサイトのランキングの上位に入っていた。詳しくはhttp://hp1.cyberstation.ne.jp/hikyoueki/を参照