灘校鉄道研究部公式ブログ

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9.冬の四国日帰り旅 【2020年灘校鉄道研究部部誌「どんこう」】

冬の四国日帰り旅

中学2年 No.7704

 

00.始まり

 今年、初めて部誌を書くことになりました。ところどころ文章がめちゃくちゃなところもありますが、よろしくお願いします。さて、今年僕が書くのは1/4に行ってきた四国、おもに予讃線土讃線です。土讃線の大部分は本数がかなり少ないこともあって、今回の旅行では徒歩を使ったりするところもあります。では、最後までごゆっくりどうぞ。

 

 

【行程 1】

出発駅

発車時刻

列車名

行先

到着時刻

下車駅

岡山

710

瀬戸大橋線快速マリンライナー

高松

751

坂出

坂出

800

予讃線普通電車

高松

803

八十場

八十場

808

予讃線普通電車

観音寺

841

詫間

詫間

851

徒歩

みの

918

みの

みの

924

予讃線サンポート南風リレー号

高松

935

海岸寺

海岸寺

955

予讃線普通電車

伊予西条

1008

高瀬

高瀬

1034

予讃線普通電車

多度津

1050

多度津

多度津

1055

土讃線普通電車

琴平

1109

琴平

 

 

01.四国上陸

 おはようございます。早起きが大の苦手な僕はのんきに帰省先でニュースと気象情報を見てから岡山駅に移動。岡山駅に着いたのは、7時6分。当然のごとく快速マリンライナーは入線済み。通勤客で車内は大混雑。先頭車から順に席を探し続け、何とか1席だけ空いていました。その後は、発車まで駅〇モをたたいて(12月の末に始めたばかりなので岡山駅をリンクできるはずもない)発車時刻まで待機。そして7時10分、快速マリンライナー7号高松駅は定刻通り岡山駅を発車しました。

 ここで僕は朝ごはん(家では食べなかった)、祖母の家で作ってもらったおにぎりです。隣の人がやけにおにぎりに目を向けていたのでなかなか食べにくかった・・・。多少外の景色も見ていたものの特に何もなく、電車は大元、妹尾、早島、茶屋町の順に停車し児島駅に着きました。「JEANS STATION」と書かれており、前に駅スタンプを押しに行った時にも駅スタンプに「ジーンズの町」的なことが書かれていました。

 児島では乗務員と運転士が交代するとすぐに発車。鷲羽山のトンネルをこえるとすぐに瀬戸大橋。よく使っている区間なので、特に何も思うことはなく10分ほどしたら瀬戸大橋ともさようなら、四国上陸です。(途中の小さな島で人が一人電車に手を振ったのは少し気になりましたが)車内アナウンスが「まもなく坂出です。」と告げると人々は降りる準備をはじめました。僕もここで降ります。そして、7時51分坂出駅到着です。

 

 

02.八十場駅

 坂出から宇多津・多度津方面に行きたいものの少し時間があるので反対の高松方面に1駅、八十場駅へ。快速などはすべて通過する駅で、国鉄時代は1日1本しか停車しなかったことで有名な駅であるほか、JR四国でありがちな2面2線で踏切がホームのすぐそばにある駅です。後続の観音寺行きに乗るため滞在時間はわずか5分、ホーム等を撮影したら、すぐに電車がやってきました。

 

03詫間・みの駅

 普通、鉄オタが徒歩を使うのか…?僕はよく使うほうで、今回の旅でも2回徒歩ワープが使われます。ただ、今回はかなり無謀な徒歩ワープをしているので家に帰ったころには汗だくな状態になっています。

 そんな話は置いといて、普通電車観音寺行きは、多度津で5分停車を挟んだのち予讃線へ。単線区間であるものの電化されている!地方民に大変無礼な話ですが、意外にも高松から松山を越えた伊予市駅まで電化されているとのこと。某なんとかペディアくんの情報です。スマホでそんな新情報を見ていたらあっという間に詫間駅。ここで5分停車・・ですが、ここで降りてみの駅まで歩きます。ここで、駅スタンプを押したり駅舎を撮ったりしていると観音寺行きは発車。僕は駅にあるフリーWi-Fiで駅〇モをたたく。ここで誤ってレーダーでみの駅をとってしまい後で後悔する羽目に。その後、お茶を一杯飲んでからみの駅に向かって出発。ただ、方向が正反対で3キロほどの道のりを20分ほどで走ることになったのは、方向音痴な自分のせいであります。

 そして、電車が来る6分前にみの駅到着。どうやら、この駅はもともと高瀬大坊駅だったそうです。ちなみに、駅の所在地のほうは三豊市三野町」下高瀬で、こちらは漢字になっています。

 

04海岸寺

 臨時駅で夏場だけ営業している津島ノ宮駅をこえると海岸寺駅です。さすが、海岸というだけあって海がすぐそばにあります。海岸寺という寺もすぐそばにあります。この駅は2面2線で交換可能でこのあと僕が乗る電車もここで交換しました。(よくかんがえたらこの後駅数がえげつないほどあることに気づいたのでこのくらいで)

 

05.高瀬駅

 今日行った香川県の駅の中では最西端の駅か、と思いきや詫間駅のほうが西にあったので特にいうことはありません。跨線橋を越えたところに駅舎があり、お店が併設しているもののコンビニは少し遠いので多少なりとも不便です。

ここから多度津駅より南下する土讃線へ参ります。琴平から先は途中の阿波池田まで完璧な秘境となります。

 

06.琴平駅にて

 高瀬からなぜかぎゅうぎゅう詰めの普通電車多度津行きに乗ってすぐに乗り換え。結構疲れた状態で琴平駅到着です。琴平駅自体は前行ったことがあるので特に写真なども撮らずただただWi-Fiで調べ物をするだけ。ただ、ここで「次の阿波池田行き普通列車は、約5分遅れて多度津駅を発車しました。」とのこと。今後のプランにも差し支えるため、早く来ないかなとホームで待つことにしました。そして12時2分、「ピンポン、ピンポン」という音とともについに、列車は到着しました。普通列車阿波池田行き、7分遅れで到着です。

 

【行程 2】(一応、定刻通りのものを載せています)

出発駅

出発時刻

列車

行先

到着時刻

下車駅

琴平

1156

土讃線普通列車

阿波池田

1237

箸蔵

箸蔵

1244

徒歩

1330

1333

徳島線土讃線普通列車

阿波池田

1346

阿波池田

阿波池田

1349

土讃線普通列車

高知

1431

豊永

豊永

1443

土讃線普通列車

阿波池田

1547

阿波池田

阿波池田

1645

土讃線普通列車

琴平

1726

塩入

塩入

1752

土讃線普通列車

大歩危

1756

黒川

※琴平、塩入、黒川の各駅を7分遅れで出発した列車は、讃岐財田で7分停車するはずだったものの、きれいに停車時間がつぶれた関係でその次の停車駅である坪尻駅にはほぼ定刻通りに停車することになります。

 

07.坪尻

f:id:nrcofficial:20200503180752j:plain

 僕が乗った列車は、もともとは3分だけ停車する列車であったため僕を含む鉄オタの人々は運転士に切符を見せると(ほとんどの人が18きっぷ)車内から勢いよく降り、本線を通過する南風号の撮影をしようと三脚を設置する人もいました。(ここでは立てても誰も怒らないのです)一方の僕は、駅舎を撮ったり駅スタンプを押したりとしていたら、あらもう3分ほどたつから車内へ戻ろうかなとホームへ戻ったら、まだ南風は通過していないようです。ホームで暇そうにしている人に聞いてみるとどうやら南風が遅れているようでこの列車も発車できないようです。

とか言っていたら、急にごおーとかいいながら(?)南風号が一瞬で讃岐財田方面へ行く坂を上って行ったので、車掌さんが「列車発車しますよ~」と鉄オタへ。そして、一部の鉄オタを置いて行って(駅でパーティーでもするのでしょう)次の停車駅、箸蔵駅に向けて発車しました。

なお、駅構造は1面1線のスイッチバック駅で秘境駅ランキングは5位と西日本屈指の秘境駅です。

 

08.箸蔵

 南風号の遅れで3分遅れで坪尻駅を発車した阿波池田行き普通列車は、4分後に箸蔵駅に着きました。

 次駅とは徒歩で距離がありますのでこの駅では撮影をしたらすぐに出発。現在、跨線橋を渡った2番線に停車する列車はないとのこと。ただ、駅舎は健在でした。

国道32号線を下ったのち川北街道へ入ります。なんといってもこのあたり歩道という概念がないのか車道のわきに少しだけ線が引いてあるだけのところばかり。その割に車が猛スピードで駆け下ってくるのでさっさと国道32号線とはさよなら。川北街道を進み吉野川の支流を越えるとさらに細い道路を入っていきます。このあたりから体力的に疲れ始めます。そして、並走する高速道路を走る車をうらやましいと思いながら時間にゆとりがない僕は歩きと疾走を繰り返しようやく交差点。ここで右に曲がり吉野川を渡る橋へ。ここで駅〇モのお出かけカメラでパパッと撮影。きれいに撮影できました。そして、目的の辻駅に到着。

 

09.辻駅

 完全に学校に挟まれているかのような駅でした。ただ、時間が3分しかなかったので大した撮影はできませんでした。そして、とある人物と関係ありそうな駅。

2面2線の駅でした。何かと書いてあることが少ないので、写真だけでものっけておきます。

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10.阿波池田駅にて

 もともとは信号場であった佃駅で9分停車したのち、目指すは終点の阿波池田駅。なぜか、3分遅れで到着しました。駅アナウンスにせかされながら後続の列車に。

阿波池田はこのあと土讃線から帰った際にもう一度乗るのでまたその時に。

 

11.豊永駅

 土讃線気動車に乗ってここから極限まで下っていきます。ここからはずっと吉野川と並走する形で進みます。乗客は10人ほど。阿波池田駅を出ると、三繩、祖谷口阿波川口小歩危大歩危土佐岩原、豊永の順に止まっていきます。途中、川を何度かわたっていきます。またここからは一気に駅間距離が長くなるので時間も長くなっていきます。そして、1面1線の三縄祖谷口は停車時間0分で発車。基本、この列車は長時間停車をしません。そのため、途中下車の用意もすることもないのでずっと車窓を眺めていました。その後、小・大歩危峡のある小歩危大歩危駅を出ると山の中を突き進むことになります。そして、着いた先は豊永駅。

f:id:nrcofficial:20200503180810j:plain

次の大田口まで行くと反対列車に乗れなくなる可能性があるので(2~3時間に1本の世界は怖い)あえてここで降りました。駅の周辺には大豊町の交流センターや郵便局のほかにも住宅がなん十軒ほどはあり、意外とまとまっているところでした。12分の待ち時間ののち、反対列車に乗って阿波池田駅にもどります。

 

 

 

12.土佐岩原大歩危阿波川口

 豊永の次である土佐岩原駅、さすがに「土佐」である以上、所在は高知県です。まず、この駅で3分停車しました。駅舎はかなり大きめでした。が、完全にシャッターがかけられていました。

そのあと、次の大歩危駅へ。大歩危では18分も停車しました。こなきじじいがお出迎えをしてくれました。また、意外と外国人の観光客がいたなというイメージがありました。なお、ここから祖谷渓等にも行けるそうです。

 最後に、阿波川口駅。ご存じの通り、どっかのテーマパークかと言えるような駅です。駅舎にいるのは青い化け狸!妖怪狸伝説によるものだそうです。

いつもと同じ感じで停車時間があるたびに外に出て駅の写真を撮っていたら、いつしか終点阿波池田に着きました。時刻は15時47分です。

 

13.阿波池田駅

 琴平・高知・穴吹方面の3方向の列車が集まる四国屈指のターミナル駅です。ホームも3面5線ほどあります。ここで、琴平行きのために1時間ほどここで待ちましたが、ターミナル駅であるだけでただ退屈でした。それゆえ、駅〇モの新キャラ(僕の中では)で阿波池田駅をとったら53分とったぞ。わーいぐらいしか記憶にありませんでした。

そして、南風と剣山が立て続けに発車したのち琴平行きは発車。このあと、塩入・黒川駅に行ったのですが、暗くて何も撮れなかったので、省略させていただきます。

 

14.最後に

 今回の四国日帰り旅行記いかがだったでしょうか。僕自身、こういう旅行記を書くのが初めてなうえ、期日がかなり差し迫った状況の中書いていたのでだいぶ予定していた分量よりは薄くなってしまいました。

ここで最後の行程部分を。

 

【行程 3】

出発駅

出発時刻

列車

行先

到着時刻

下車駅

黒川

1804

土讃線普通列車

琴平

1818

琴平

琴平

1831

土讃線普通電車

多度津

1844

多度津

多度津

1902

予讃線サンポート

高松

1916

坂出

坂出

1925

瀬戸大橋線マリンライナー

岡山

2003

岡山

 

最後、夜の暗い中1面1線のホームにやってきたのは琴平行き。乗客はそんなにいませんでしたが、次の塩入で多少なりのってきました。そして、琴平・多度津では帰宅ラッシュに襲われて大混雑となり、電車も4両ほどで運転されていました。坂出からは普通に座って夜空を走るマリンライナーの中で眠りながら帰りました。

四国はほんとに自然豊かなところで、いつか高知・徳島にも行ってみたいものです。(高松・松山しか行っていない)また、JR四国は今年牟岐線の一部が阿佐海岸鉄道編入されるなどイベントがいくつかあるのでぜひ四国も行ってみてください。なお、今年の僕はコロナが収まっていたら、旧三江線の駅を探しに行ったり、東京の秘境巡りに行ったりしているかもしれません。では、これくらいで。ありがとうございました。