灘校鉄道研究部公式ブログ

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4.関東旅行記 Vol.3:本編第三日目~あとがき 【2020年灘校鉄道研究部部誌「どんこう」】

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 本日が最終日です。今日は、結構意味不明な移動方法をとります。祖父母に見送られて某駅を出ました。今日は、船橋まで快速特急に乗ります。3日間京成には乗りましたね。皆さんも関東に行った時にはぜひ京成に乗ってみてくださいね(宣伝)。

 

 船橋でJRに乗換えます。しかし京成の改札とJRの改札が離れていて迷いかけ、やや時間もかかりました。

 総武線快速に乗ります。走るんですのボックスシートの背中の部分の硬さが耐え切れない僕は、ロングシートに座りました。E235にはボックスがないやら騒いでますが、走るんですのボックスの快適性がいまいち理解できない僕は、そんなに気にしていません。相変わらず椅子は硬いです。電車は快調に飛ばしていきます。錦糸町を出ると地下にもぐります。地下を各駅に進んで、ついに東京に到着。中央線快速に乗り換えるのですが、総武線快速が地下、中央線快速ホームが山手線や東海道線ホームより上なので、エスカレーターにかなり乗りました。そして中央線快速ホームに来ると、E353が止まっていました。朝夕の一部列車は東京発着なので、その回送ですね。山手線の内側区間は、通過駅も多いですが、そこまで飛ばしません。隣には各駅停車が走っています。総武線と直通運転をしているので、船橋で各駅停車に乗ればよかったのかもしれませんね。やがて、新宿に到着。ここで結構な客が入れ替わりました。ここからはどんどん飛ばしていきます。快速は中野から各駅に止まりますが、特快は、そこからも飛ばします。車両区のある三鷹国分寺青梅線との分岐駅である立川の順にどんどん進んでいきます。立川からは各駅に停車し、八王子に到着。横浜線ホームに向かいます。

 横浜線ホームに着いたのですが、来てみると車内が混んでいます。横浜線って日中もこんなに混んでるの??何とか空いている前の車両に行くと座れました。良かった。途中駅でどんどん客が増えていきます。橋本のあたりですでに立ち客だらけになっていました。恐ろしい混雑ですね。JRは何か改善しないのでしょうか。電車は、東京都と神奈川県の境を何度も越えながら進んでいき、新幹線と交差する新横浜、京浜東北線と合流する東神奈川を過ぎると、もう横浜駅です。

 降りたのですが、横須賀線が武蔵小杉にいくかあんまり良くわからず、そこでグーグルマップを見てみたら南武線と外れていて、行かないんじゃないかと思い、東海道線に誤乗してしまいましたね。そのまま川崎駅で南武線のホームのほうに行きました。ちょうど電車が入線してきたのですが、その電車の中に、人がこれはラッシュではないかと見間違うくらいたくさん乗っていてびっくりしました。乗るのもこれくらい混んでたらやだなと思いましたが、乗った客はそこまでいなくてほっとしました。南武線のE233に乗ったのは初めてです。外は帯など違いが多いですが、車内はそんなに違いはないです。シートの布も中央線快速と同じものでした。しばらく乗っていると武蔵小杉駅に到着。運賃計算を簡単にするため、18切符で一旦改札を出て、ICカードで入りなおします。JRと相鉄の境界は羽沢横浜国大駅ですが、30分待つのが嫌なのでそうしました。

 さて、相鉄方面に行く電車は横須賀線ホームと同じところから発車するのですが、そのホームは、南武線ホームと恐ろしいくらい離れています。グーグルマップなどを見ると良くわかると思います。南武線ホームから一番近い改札から乗るまでの時間は7分あったのですが、それでも間に合わないような気がして、動く歩道や階段や通路を走りました(良い子はまねしないでね)それでホームに着きました。間に合いました。電車が来るまで2分ほどあります。程なくして電車が入線してきます。

 E233系でした。乗りなれましたし、あまり面白みがないですね。相鉄12000系も乗ってみたいです。車内はがらがらです。開業したてなので仕方がないですね。さて、現在乗っているのは、お気づきの人も多いとは思いますが去年11月に開業したばかりのJR相鉄直通線です。「この電車は、相鉄線直通、海老名行きです。相鉄船内では、特急になります。」電車はややゆっくりと思える速度で走行しています。途中、他路線の駅がいくつか見えました。っていうか駅間長過ぎないか。こりゃ途中に鶴見駅でも止まったほうがいいって話になりますよ。地下にもぐって出て、貨物ターミナルみたいなところを越えて、再び地下にもぐってすぐに羽沢横浜国大駅。ここで乗務員も交代です。車内の自動放送も変わりました。地下鉄直通仕様でないノーマルなE233でJR以外の自動放送が流れるのはなかなか新鮮です。地味に初めて乗る相鉄なので、興奮しています。少し走ると、西谷に到着。この駅は、特急は全列車止まるのに、急行は一部列車のみしか止まらないという変則的な感じになっています。急行全列車止めろや。そこからも快調に飛ばしていき、すぐに二俣川に到着。ここでいずみ野線に乗り換えます。

  

反対側のいずみ野線の電車に乗り換えたのですが、車内は空気輸送といわんばかりにがらがらです。10両編成を導入する意味がわかりません。もう少し短編成化してもいいと思います。電車は住宅地や田園風景の中を走ります。しばらく走って行くと、もう湘南台です。時刻表を取ってから、小田急ホームへ。どうやら電車が行ってすぐなようで、かなり待たされました。

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 しばらく待つと、片瀬江ノ島行きの各駅停車が来ました。

 

 しばらく田園風景の中を走って、JRに合流すると藤沢に到着。多くの電車が藤沢で長時間停車をさせられるらしいですが、藤沢で降りる僕はそんなこと知りません。江ノ電に乗換えをします。上野東京ライン湘南新宿ラインの広告を眺めながら駅を歩きます。しかし江ノ電の乗り場がわからなくて、駅やその近くのデパートなどを歩き回ります。ようやく江ノ電乗り場を見つけました。

 電車を待ちますが、朝ラッシュ並みに人が並んでいます(スーツの人がぜんぜんいないのでラッシュ感はしませんが)。しばらく待っていると電車が来ました。迎春の文字がいいですね。

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 4両編成の車内に入り座りますが、並んでいる人全員が車内に入るので恐ろしい混雑度です。中には外国人観光客の方もいましたが、この混雑どう思うんでしょうね。しばらくすると発車。江ノ電の特徴は民家すれすれのところや道路などの上を走行するといった景色のカオスさもあるのですが、この混雑とロングシートじゃあ外の景色も十分に見えません。見えた範囲で言うと、民家すれすれの地点や、各家庭専用の踏切などが見えましたね。まあこれだけ見えたらいいでしょう。時々行き違いもします。各駅で、大量の客を降ろして乗せるといったのを繰り返しています。アニメのロケ地になった駅とかもあるようですが、アニオタではない僕にはあまり良くわかりません。途中の駅でドアカットもありました。カオスでつね!30分ほど乗車すると、終点の鎌倉駅に到着です。

 降りて改札を出てみると、人、人、人。溢れるほどの人がいます。どうやら今日は近くの鶴岡八幡宮で新年のイベントがあったようですが、そのせいですね。東京ではないですが、東京って恐ろしい…(2回目)。こんな日に鎌倉なんか来るんじゃなかった。ここから大船駅まで横須賀線に乗車します。しかしホームにも溢れるほどの人が…。駅員さんが必死にアナウンスをしています。空いている後ろよりの車両に行きたいのですが、進むこともままならないうえ、後ろよりにもたくさん人がいそうです。グリーン車に当たると厄介なのでいさぎよく前よりの乗車口に並びます。電車の中も着物を着た人などの参拝者でいっぱいです。そのまま大船まで行きます。大船駅で結構な客が降ります。おそらくほかの人は東京方面に行くので、東京と逆のほうに行く自分には影響はありません。しばらく待っていると、熱海行きの快速アクティーが来ました。熱海まで行く列車は本数が少ない上、半分は普通なので幸運です。

 湘南って感じののどかな風景を快走します。駅間長いですね。快速なので途中の何駅かは通過します。そして、熱海に到着。降りてみると、何人かが走り出しています。これは走らないとやばいってことで走ろうとしますが、人ごみで思うように進めない。米原ダッシュならぬ熱海ダッシュもかなり過酷です。で、ようやく並んだら、前にはかなり人がいます。これは終わったな…。

 電車は、211系2両+313系3両で、自分の部分は313でした。車内に入ると過酷な席取り競争が。何とか席をゲット。しかし前にはかなりの客が立ってます。浜松までこれだとやだな…。ここからはJR東海区間。一気に現実に引き戻されます。ん?各駅でどんどん人が降りていきます。特に沼津で車内のかなりの量の客が降りて、空席ができたまでではないにしろ、かなり楽になりました。しかしこちらも駅間が長いですね。富士、清水、静岡とどんどん現実に近づいてきました。東静岡で正装した若者が大量に乗り込んできたのは謎です。成人式?いつの間にか外は暗くなっていました。そしてしばらく進んでいくと浜松。その時点で車内はがらがらになっていました。浜松でかなりまたされます。そして、浜松から先に行く電車が到着。ロングかよ。

 その後も電車は順調に進み、ついに豊橋駅に到着。後は特別快速でかっ飛ばし、あっという間に金山につきます。これで、長かった旅行は終わりです。

 

4.あとがき

 やっと書き終わりましたね。ほっとした。書こうと思った矢先インフルエンザを患い、書き始めたのが締め切り一日前になってしまい、現在締め切りを一日過ぎてしまっています。編集者の方には申し訳ございませんでした。

 さて、関東旅行記、いかがでしたか。銀座線の新しい渋谷駅に行きそびれたり、中央線の六ドア車を撮り忘れたりと、いくつか悔いはありましたが楽しめたと思います。スタートとゴールが関西でないので少し読みにくかったかもしれませんが、ここまでお読みいただきありがとうございます。来年も旅行記か研究記を書くと思うので、どうぞよろしくお願いします。