灘校鉄道研究部公式ブログ

灘中学校・灘高等学校鉄道研究部公式です。ご質問などはコメントにお書きいただくか、nrcofficial@gmail.comまでメールをお願いします。

4.関東旅行記 Vol.1:はじめに~本編第一日目・1月1日 【2020年灘校鉄道研究部部誌「どんこう」】

関東旅行記

中学2年 No.7703

 

1.はじめに

 こんにちは。今回は、中一の冬休みのときに、関東まで旅行に行ったときの事を書きました。初めてということということもあり、多少お見苦しいところもあるとは思いますが、よろしくお願いします。

 

 

2.行程表

12月29日

f:id:nrcofficial:20200503192400p:plain

 

1月2日

f:id:nrcofficial:20200503192316p:plain

 

1月2日(続き)

f:id:nrcofficial:20200503192246p:plain

※1…渋谷駅線路切り替えによる工事中

 

1月3日

f:id:nrcofficial:20200503192514p:plain

 

※2…当日近くの鶴岡八幡宮で新年のイベント

 

乗ってから実際に執筆するまでにかなりの日数がたっているので、一部、時刻の抜け落ちや憶測や検索に頼った箇所があります。なので、一部実際と違うところがあるかもしれませんが、お許しください。

 

3.本編

日目  12 29

 始まりは、12月29日。早朝の、まだ人通りの少ない道を、駅に急ぎます。冬なので寒いですね。神領駅には車庫があるのですが、そこにも、まだたくさんの車両が止まっています。回送電車が隣の高蔵寺駅に送り込まれているのが見えます。

 さて、最初に乗車するのは中央西線下りの始発、神領発松本行きです。始発がこんな遅いなんて田舎だなんて言わないでね。上りは、もっと早いよ。

f:id:nrcofficial:20200503145847j:plain

f:id:nrcofficial:20200503145906j:plain

 実は始発、この冬二回目だったりして(一回目は紀勢本線行って来たとき)。車内は、クロスシートの座席の片側が埋まらないくらいの乗客で発車しました。思ったより少ないです。真っ暗な中、高蔵寺までは平野部を、そこから多治見までは山間部を走ります。多治見からは盆地を走り、中津川に到着。ここで4両編成の車両の後ろ2両を切り離します。

 さて、今から、乗車している普通神領発松本行きの目立つ点を述べます。

 まず一つ目に、この列車は中央西線が系統分離されている中津川を越える点です。中津川駅を越える列車は特急しなのと、南木曽・坂下始発の快速、一部の土休日に運転される臨時のホリデー快速とこの列車だけなのでかなり異質です。

 二つ目に、神領駅が始発だという点です。朝夕には、車庫があるが故に神領始発で名古屋方面に向かう電車や、逆に名古屋駅から神領行きも運転されるのですが、神領駅発の下り列車は、この列車のみです。ほかの中央西線名古屋~中津川の列車は名古屋駅発着で、名古屋駅以外が始発の下り列車は、この列車以外無いのです。

 列車は中津川を発車しました。「この列車は、普通列車の、松本行き、ワンマン列車です。お降りの方は、一部の駅を除き、車内で精算してください。」JR東海お馴染みのワンマン放送。この列車は、中津川からワンマンです。列車は、木曾川に沿って走っていきます。だんだんと夜が明けていきます。途中寝覚の床というのがあったので見てみましたが、なかなかきれいでした。ついに塩尻駅に到着。

f:id:nrcofficial:20200503150558p:plain

 実は、次に乗る普通列車が松本発で、どこかの駅で二分乗換えをすればそれでよいのですが、面倒くさいのできりの良い塩尻で待ちます。塩尻NewDaysがあったり駅名標が東仕様であったりとJR東日本ですよ感がすごいです。乗る電車が来るまでしばらく待っているうちに、始発の特急しなのや、大糸線直通の普通列車、特急あずさが発着していきます。E353、初めて見ましたがかっこいいですね。

f:id:nrcofficial:20200503145942p:plain

f:id:nrcofficial:20200503145953p:plain

 今度乗車する電車は高尾行きです。5分遅れで211系6両編成が入線してきました。車内はボックスシートロングシートセミクロスシートです。空いていたのでボックスを一人で占領します。結構やわらかいですね。この後尺束その他鉄道群のかたーい走るんですシートの洗礼を受けるのでここでやわらかい座席に座っておくことは重要です。

 この211系は、宇都宮線高崎線を走っていたのを中古車センター長野地区に回されたものです。211系は、JR東海では新型車両315系で、311・213系とともに置き換わることがすでに宣言されています。馴染み深い車両なので悲しいですが、時代なのでしょう。まだ何年かは安泰だと思いますが、JR東日本に所属している車両はどうなるのか、今後注目していきたいところです。

 長々と書きましたが旅行記に戻ります。電車は、みどり湖、岡谷と進んでいきます。ここら辺はトンネルが多いですね。下諏訪か上諏訪で同じボックスに登山客らしきおじさん二人が座りました。それにしても景色がきれいです。雪が山の上の方に積もって、アルプスの高原のような、雑誌とかでよくありそうな風景になっています(語彙力)。これはものすごく映えますよ。小淵沢を過ぎるとそのような山は見えなくなりましたが、山と畑って感じの風景は続いていきます。発車メロディーが、東京っぽさを少しかきたてながら、人のいないホームにむなしく響きます。どっかの駅ですごい機材(語彙力)で録音する鉄オタもいましたね。短距離客は、ロングシートに座り、何駅か乗ってから降りていきます。

 そして、山梨県の中心、甲府に到着。おじさん二人は降りていき、再びボックス占領です。発車メロディーが完璧東京。途中何回かあずさの待避をします。特に大月駅では待避のために20分停車しました。遅延してたので仕方ないのかなとも思いましたがこれはひどいですね。まあ鉄研旅行のときの行き違い30分よりはいいのかも知れませんが。大月を過ぎると、朝夕には東京直通の通勤特快等がのりいれてくるが故にか、客がどんどん乗ってきます。梁川、四方津、去年の台風で孤立し、ニュース等で出てきた上野原、相模湖と進んで、ついに高尾駅に到着。降りるとすぐに発車メロディーが流れて客を急がせます。

 急いで空いている前のほうの車両に乗ります。あれ?この椅子、意外といけない?意外と椅子が柔らかくてほっとしました。ドアの閉まる音が一気に首都圏に来たんだと感じさせます。「この電車は、中央線、中央特快、東京行きです。」お馴染みの尺束の自動放送が流れます。ただ、この電車を二駅目の八王子で降ります。下車して食料を調達。食べると結構な時間になったので、八高線のホームに向かいます。ホームにはE231と見分けにくい209が。3500番台で、湘南色です。E231湘南色は見ためが結構特徴的なのでまあ見分けられるのかもしれませんが。

 車内に入って席に座りますが椅子が硬い。これプラスチックか金属に布を貼っただけじゃないか???後日、昔の鉄道雑誌を閲覧してみたところ椅子が特徴的なのも同じ理由で、混雑時などに足を伸ばすのを防止するためのらしいですが、こりゃひどい。ドア開閉音は関東おなじみの例のやつですが、不協和音みたいな感じになっていて違和感を感じます。発車し、田園風景をどんどん北へ。途中青梅線五日市線、西武と交わる拝島駅のホームの反対側には、昇降式ホーム柵がありました。JR西のやつとは形が違い、面白いです。東京都から埼玉県に突入し、高麗川駅に到着。八高線は、ここから南が電化、北は非電化となっており、この駅で完全に系統分離されています。接続があまりに悪すぎたので、ここから北には行きません。なので、今乗っている電車に継続して乗車し、東に向かう川越線に行きます。八高線川越線は直通しており、完全に一体化した運行をしています。しかし時刻表を見たらわかると思いますが、川越線は全線が幹線、八高線地方交通線(いわゆるローカル線)になっています。この決め方の定義よくわからんなあ。ここからどんどん東に向かいます。時々行き違いをします。そして川越駅に到着。川越は小江戸で知られる城下町ですが、見事にスルーします。

 反対のホームに止まっているりんかい線の70-000形に乗ります。209系をベースにした車両ですが、車内の雰囲気は違います。でも相変わらず椅子は硬いです。川越線は、川越駅で完全に系統分離されていて、川越以西は30分に1本、川越以東は20分に1本で、本数がかみ合いません。なので、今回はうまく反対のホームの電車に乗り換えられましたが、場合によっては10分待たないといけません。昔は、西側も20分に1本だったようですが、利用者が減って、今のようにかみ合わなくなったのです。

 さて、電車は、どんどん田園風景を進んでいきます。単線で、何回か行き違いをします。単線の線路を10両編成の車両が走るのでかなり違和感を覚えます。そのうち東北本線と合流し、地下にもぐって大宮駅へ。ここからは、最強線こと埼京線に入ります。結構混んでいます。相鉄との直通運転開始のときのダイヤ改正で、快速の停車駅が増えたようです。東北新幹線と並走しながらどんどん南に進んでいきます。そして、赤羽駅に到着。

 今度は、京浜東北線に乗車します。京浜東北線は以前関東に来たときにも乗車しているので、自分の中で、山手線とともに、THE関東といったかんじで認識しています。この時間は快速運転を実施しているので速いです。山手線など、多くの線路の脇を走行していきます。そして、御徒町に到着。行程表でなぜ御徒町を拠点に動いているかというと、今は亡きE231-500を撮るためです。待っていると、調べてないのにすぐに来ました。あまりうまく撮れませんでしたが、一旦乗車します。

f:id:nrcofficial:20200503150018j:plain

f:id:nrcofficial:20200503150049j:plain

 見慣れたE231の車内風景です。このまま東京まで行き、また、折り返します。こんどはE235で、E231との違いがよく分かります。3年前くらいに東京に来たときには、E235が来るのを待って乗車し、去年着たときには、E231に選んで乗車していました。置き換わるの早いですね。少し悲しみを覚えます。

 再び御徒町に戻ります。数枚E235を撮っていると、一周したE231がふたたびやって来ました。粘ってて良かった。

f:id:nrcofficial:20200503150033j:plain

 反対のホームに向かうと、ちょうど内回りのE231が発車していました。がーん。次のE235に乗ることにしました。しかし、京浜東北線とどっちか早いほうに並ぼうと思って電光掲示板を見たら、山手線は後何分と表示されていて、京浜東北線は何時何分発と表示されていました。とても分かりにくかったです。そこのところをもう少し改善したほうが良いのではないかと思います。

 上野まで行き、18切符を駅員に見せます。で、改札を出たんですが、ここから京成上野駅まではどう行けばいいんだ??おまけに工事中になっていて、余計に行きにくくなっていました。動物園口から出たせいもあるのかな?上野公園のなかを行ったり来たりして、ようやく京成の入り口を見つけました。京成上野は地下駅になっています。ホームに上がり、快速特急を待ちます。いやー京成上野、スカイライナー多いですね。完全に20分に1本体制になったんだとか。近鉄特急もびっくり。

 快速特急に乗り込みますが、あまり人がいません。大丈夫でしょうか。隣の日暮里で結構乗ってくるのだろうなと思いましたが、そのとおりでした。その後も、人を乗せたり降ろしたりして進んでいきます。というか半分寝ていました。そして祖母の家の最寄り、千葉県某駅に到着。今日はこれで終わりです。

  

1230~11

 祖母の家にいて、某有名なねずみの国など東京近辺のいろいろなところに行きました。鉄道に乗らなかったわけではないのですが、あまりに鉄道要素が薄すぎるので、断片的に話をします。12月30日に、東葉高速高額鉄道や都営浅草線大江戸線などに乗りましたね。あと、南海の看板がありました。その日はおいしいものを食べたのですが、これらでその日どこ行ったか当てられるひといますか。

f:id:nrcofficial:20200503150105j:plain