灘校鉄道研究部公式ブログ

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播但線ってどんな路線?【18きっぷで巡る西日本旅行記】第1部~兵庫県北を巡る旅~

0 概要

 前回のオープニング記事から投稿期間が空いてしまいました。申し訳ございません。4部作の第一弾! 「兵庫県北を巡る旅」です。詳しくは「【18きっぷで巡る西日本旅行記】オープニング」の記事をご参照ください。 

 姫路を出発点として播但線で北上。山陰本線沿線をうろうろしました。タイトルは「巡る」となっていますが実際に下車したのは玄武洞城崎温泉です。私はこの辺りは初訪問だったので路線のこと、沿線のことなど幅広く書いていこうかなぁと思っています。よろしくお願いします。

1 播但線山陰本線兵庫県を縦断

 おはようございます。この日は年12月29日、朝の姫路駅からレポートしていこうと思います。

  姫路  07:08

  ↓普通/寺前行(播但線

  寺前  07:53

 播但線は姫路駅1・2番ホームから出発。ホームに上がると赤紫色をした2両の103系が停車していました。103系国鉄時代に製造された通勤型車両。関西都市圏の大和路線奈良線などでも運行されています(執筆当時)。先日大阪環状線から撤退して話題になりましたよね(執筆当時。103系大阪環状線撤退は2017年10月3日。)。その103系が2両…?とひっかかるところですが当然これは改造車です。ワンマン対応化もされています。

 さてここで播但線のご案内をしておきます。播但線は姫路駅と兵庫県北西部の和田山駅を結ぶ路線です。兵庫県西部を南北に貫いていることになりますね。姫路から途中寺前駅までのみ電化され、普通列車は寺前で系統が分断されています。優等列車としては特急はまかぜが運転され、大阪・神戸近郊と兵庫県北部を結ぶ役割を担います。

 話を戻します。私が乗車した列車は朝姫路を出発する列車でしたので乗車率は低く、座席が1/3埋まるかどうかという程度でした。姫路を出ると高架線を大きく左に曲がって行き、姫路の都市部を抜けていきます。姫路は結構広範囲に都市が続いていて、外を眺めていてもマンションや家々が広がっているのが印象的でした。姫路近郊は沿線から姫路駅とJR神戸線方面への通勤路線という印象。ラッシュ時には221系が運用に充てられ、輸送力増強を図っています。

 さて対向列車の車両不具合なんかで少々の遅延を以って寺前駅に到着。下に写真を載せていますが、雪が積もっていて北まできたなぁ、という感じがします。駅前はきれいに整備されていて、商店のようなものも幾つか見られたのですが人はほぼいない。雪も降ってたし仕方ないですかね。

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播但線103系。大きく変更されていますが、他の外見はほぼ従来のままです。

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寺前駅。比較的新しい駅舎に雪が積もって綺麗です。

ここで30分ほど待ちまして、これまた国鉄時代の車両、キハ40の普通列車和田山へ向かいます。

  寺前  08:27

  ↓普通/和田山行(山陰本線

  和田山 09:17

 寺前以北はちょっとした山間部。車窓も山と点在する家々に雪が積もり、大変綺麗です。沿線としては竹田城がありますね。早朝に見られる雲海が有名ですが、昼行ってものどかで、程よく観光地感があって、眺めがよく、おすすめですよ。最寄駅は竹田駅です。こちらはそれほど乗車時間が長くありませんでした。程なくして和田山へ。

 乗り換え。ホームにはたくさんの乗り換え客がいまして、活気がありました。もちろん年末で出かける人が多かったのもあるでしょうが、この日日本海側で列車に乗っていて感じたのは、人が多いな、ということでした。普段はどんなもんなんでしょう?

  和田山 09:30

  ↓普通/豊岡行(山陰本線

  豊岡  10:09

 山陰本線城崎温泉以東は電化され、新しい車両が走り回っています。この普通列車は新快速に使用されていることでお馴染み、223系でした。といってもワンマン・2両編成の5500番台ですが。私は駅間長いな、などと感じながら寝ていました。起きたら豊岡。

2 コウノトリを見られなかった!!

 豊岡に到着。立派な橋上駅です。駅前に出てみましても、綺麗に整備されていて流石県北部の中心地、といったところ。地面には溶けかけの雪が残っていました。霙って感じ。(「霙」は「みぞれ」、後ほど登場する「雹」は「ひょう」です。私はパソコンで打っているので書けますが、予測変換が無ければ多分読めないし書けません。)天気予報なんかを見ていてもうちょっと雪が積もっていると思って楽しみにしていたのですが、仕方がありません。むしろ日光が、氷のように広がる雪に反射してさわやかな雰囲気で良かったです。

 さて今回の旅行ではコウノトリ玄武洞城崎温泉餘部鉄橋に行くという4つの目標を定めていたのですが、大して計画を立てずに訪問していたのでこのうち2つしか叶いませんでした。見られなかったもののうちの一つがコウノトリです。豊岡にいる絶滅危惧種の鳥。有名ですよね。特急列車の名前にもなっています。このコウノトリが「コウノトリの郷公園」で見られるはずなのですが、残念ながらこの日は年末年始の休園日で閉まっていました。これを訪問するために豊岡駅で降りたので特に意味のない下車となってしまいました。まあ豊岡駅前いい雰囲気だったしいいですけど。

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豊岡駅。近代的できれいな駅舎。雪がうっすらと残っています。

 ということで、続いて玄武洞を目指します。

  豊岡  10:54

  ↓普通/香住行(山陰本線

  玄武洞 11:00

続きは次回で。ご覧いただきありがとうございました。

 

 

執筆:No.7405

校正:No.7506