南海線をダイヤ改正してみる(起稿班研究第一号・その1)
はじめまして。ここでは、旧塗装サザン復活や新型8300系の登場などで話題になっている南海本線・空港線のダイヤを改正してみたいと思います。筆者個人の見解が入っていることがありますが、ご了承のうえご覧いただければ幸いです。
(↑難波駅に入線する7100系)
南海本線は、難波から堺・岸和田・泉佐野などの中心部を通り和歌山市に行く路線で、今年で開業130周年を迎える現存する日本最古の私鉄路線です。また、空港線は途中の泉佐野で本線から分岐して沖合の関西空港とを結ぶ路線です。
まず今回はダイヤに入る前に利用状況や停車駅、待避・折り返しできる駅を確認していきます。
☆利用状況
※各駅の乗降人員については転載できませんのでアド南海のホームページか大阪府統計年鑑・和歌山県の統計をご覧ください。
利用客については和歌山の衰退や阪和線と対抗していることもあって、昭和末期から減少を続け、現在は横ばい傾向にありますが、他私鉄の路線より少ないです。また、急行停車駅とそれ以外の差が大きく、急行と普通では混雑度が全然違います。新駅の和歌山大学前もイオンのおかげで順調に増加しています。
(↑12000系サザンプレミアム 泉大津駅から。奥のホームは松ノ浜駅です。)
☆停車駅
現在の停車駅は以下の通りです。
ラピートα(全車座席指定):難波・新今宮・天下茶屋・泉佐野・りんくうタウン・関西空港
ラピートβ(全車座席指定):難波・新今宮・天下茶屋・堺・岸和田・泉佐野・りんくうタウン・関西空港
サザン(一部座席指定):難波・新今宮・天下茶屋・堺・岸和田・泉佐野・尾崎・みさき公園・和歌山大学前・和歌山市・和歌山港
急行:難波・新今宮・天下茶屋・堺・羽衣・泉大津・岸和田・貝塚・泉佐野・尾崎・みさき公園・和歌山大学前・和歌山市・和歌山港
空港急行:難波・新今宮・天下茶屋・堺・羽衣・泉大津・春木・岸和田・貝塚・泉佐野・りんくうタウン・関西空港
区急:難波・新今宮・天下茶屋・堺・羽衣・泉大津・春木・岸和田・貝塚・泉佐野から各駅
準急:難波・新今宮・天下茶屋・堺から各駅(現在は難波方面のみ運転)
停車駅については問題なさそうです。春木が少し気になりますが、降りる人が多い時もあるうえ、競輪で臨時停車させるのも大変なので停車のままにします。また、岸和田より泉大津のほうが多いですが、岸和田は堺に次ぐ中枢都市になっているうえ、自由席が4両しかないサザンを泉大津に停めるとラッシュ時にパンクしてしまう恐れがあるので、特急の停車駅もそのままにします。
☆待避・折り返し可能な駅
現在待避の運用がある駅
岸里玉出~住ノ江(あまり目立ちませんが、複々線があります。)
折り返し運用がある駅(早朝・深夜にしか運用がない駅を除く)
和歌山市方面:難波
※早朝・深夜に限り、住ノ江・高石・泉佐野を始発・終着とする列車もあります。
(↑50000系ラピート 堺駅にて。)
これで準備は完了しましたので、次回から現行ダイヤの考察とダイヤ改正案を書いていきます。
執筆者:No.7212
校正:副編集長(No.7005)