神戸線の主力7000系を探る第1回
第1回は7000Fから7009Fについてです。
7000系0番台車は7000(Mc)・7500(M’)・7550(T)・7600(M)・7100(Mc’)の5区分で構成されています。2015年7月現在(以下断りのない限り、全て2015年7月現在)の編成は、
7000F:7000-7500-7550-7560-7570-7580-7600-7100
7001F:7001-7501- 7561-7571- 7601-7101
7002F:7002-7502-7552-7562-7572-7582-7602-7102
7003F:7003-7503- 7563-7573- 7603-7103
7004F:7004-7504-7554-7564-7574-7584-7604-7104
7005F:7005 -7105
7006F:7006-7506-7556-7566-7576-7586-7606-7106
7007F:7007-7507-7557-7567-7577-7587-7607-7107
7008F:7008-7508-7558-7568-7578-7588-7608-7108
7009F:7009-7509-7559-7569-7579-7589-7609-7109
となっています。
7001F,7003F,7006Fは山陽電鉄に乗り入るために当初6連で製造されましたが、後に7001Fに付随車7551,7581を、7003Fに7553,7583を、7006Fに7556,7586を新製し8連化されました。8連化の際、既にアルミ製車両の製造が始まっていた為に上記6両はアルミ製車両となっています。
その他は8連で新製投入されています。
現在7001Fと7003Fは8連の状態からT車7551,7581,7553,7583が抜かれ6連で今津北線にて運用に就いています。なお、抜かれたT車のうち7551,7581は7021Fに組成されていた6671,6681と組み替えられて7553,7583は正雀工場に休車扱いで留置されています。また7005Fは、中間車のMM’ユニット7505‐7605およびT車7565,7575を1998年4月に当時の6050F4連を8連化する為に、T車7555,7585を2000年に当時の7020F6連を8連化する為に組成変更され、現在は7005‐7105の2連となって朝ラッシュの増結運用に就いています。現在10編成とも神戸線の所属です。
7000系も登場から既に30年以上経過し、ほとんどの編成に様々なタイプのリニューアル改造がなされています。最初に改造された7001Fには車いすスペースが設置されています。これはこの後改造された編成も同様です。
最近では7001Fは宝塚歌劇トレインとしてラッピング・ヘッドマークを施した上で今津北線で運用されていました。
次に7003Fですが、ドアチャイムが設置され、この後改造された編成にも設置されています。
その後7006F,7000F,7002F,7004Fの順に改造されますが、この4つにはドア戸袋の上部に5100系などにも設置されているLED案内表示器が設置されています。
7000Fからはさらに改造がグレードアップし、
・日除けを鎧戸から上昇式のロールカーテンに変更
・座席端の仕切りをパイプからモケット張りに変更
・ドア窓の拡大および開閉予告灯の設置
・化粧板を濃い木目に変更および床敷物の変更
・クーラーキセの交換
がなされています。
7002F,7004Fではさらに網棚の変更、7004Fでは前面の標識灯が白色に変更されています。
7007F,7008Fでは更に改造がグレードアップし、
・ドアエンジンの交換
・前面の改造および行先種別表示のフルカラーLED化
・座席の仕切り設置
・日除けを鎧戸から下降式のロールカーテンに変更および窓のパワーウィンドウ化
と、9000系に準じた改造がなされています。
最後に7009Fですが、7007F程の改造ではなく、
・ドアエンジンの交換
・LED案内表示器の設置(ただし7006Fなどと異なりドア上部)
・座席仕切りの設置
・日除けのロールカーテン化
程度に留まっています。
次回、神戸線の主力7000系を探る第2回は7010F~7019Fとなります。
執筆者:No.7211・No.7101
校正:編集長(No.7101)部長(No.6903)
写真:部長(No.6903)