南海線をダイヤ改正してみる(起稿班研究第一号・その3)
今回は、実際に日中のダイヤ改正案を作成します。
前回に申し上げた通りの本数で作成しますと、以下のようになりました。
☆本数(1時間あたり)
ラピートβ 2本→2本
サザン 2本→2本
急行 0本→2本
空港急行 4本→4本
普通関西空港行 0本→2本
普通和歌山市行 4本→4本
まず普通は4本/hだとかなり待たされてしまうので6本/hにします。ただし4両編成で統一します。ただ、20分ヘッドで和歌山市行が3本/hだと不便なので難波~泉佐野は実質10分ヘッド、泉佐野~和歌山市は15分ヘッドと阪神・山陽みたいにしますが、サザンや急行を黄色直特(阪神梅田~山陽姫路間を運転する直通特急のうち、神戸三宮~須磨間で各駅に停車する直通特急の呼称、幕の色に由来)みたいにはしません。
急行系統も4本/hでは少ないので6本/hにします。2本だけ空港急行ではなく急行にしているのは泉佐野以南の優等本数を増やすためです。こちらも6両統一です。
特急は現状維持です。特急がなければ阪急神戸・宝塚線のようなダイヤにできるのですが、そうはいきません。
(↑南海電車まつり臨時列車10000系サザン。旧塗装の前パンタのホロ顔は滅多に見れません。 2015年10月24日、金剛駅にて。トリミング加工しています。)
☆改正案
- 下り
- 上り
(30分ヘッド)
※一部のサザンは和歌山港行です。
※土日の夕方は空急を2本/hに減らして区急2本/hを設定。そのかわり普通は和歌山市行
を2本/hにして関空行を4本/hにします。
※りんくうタウン~関西空港のJRとの共用区間でJRのスジと重なる場合は1~2分ずらし
ます。
現行ダイヤの利点である急行の無待避はそのままにし、下り特急の難波発車時刻も0分、10分、30分、40分ときりの良いようにしています。ただ、難波の折り返し時間を考慮しているため上りに関しては中途半端です。
緩急接続は堺、羽衣(浜寺公園待避のため下りは急行→普通、上りは普通→急行のみ乗り換え可能)、泉大津、岸和田(特急と普通)、泉佐野、尾崎(急行と普通)と回数を増やしましたが、増発したためにどうしても二重待避が残っているうえ、不便になる場合も多少は発生してしまいます。羽衣に待避線があればよかったのですが…。
(↑勇退した7000系も最後に展示されました。-急行―多奈川には驚きです。 2015年10月24日、南海電車まつり2015 千代田工場にて)
日中ダイヤについては以上です。
起稿班研究第一号の過去記事はこちら ↓
執筆者:No.7212
校正:副編集長(No.7005)