路線別ダイヤ研究 ~北海道新幹線開業~(起稿班研究第四号・その1)
9月16日、JR北海道の公式サイトから北海道新幹線 新青森~新函館北斗間開業に伴う運転計画の概要が発表されました。
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/150916-3.pdf
簡単にまとめると
・新函館北斗までの開業日は2016年3月26日 (土曜日)
ということのようです。
また在来線については、
・函館~新函館北斗間に新幹線アクセス用列車「はこだてライナー」を16往復設定
・青函トンネルを通るスーパー白鳥、白鳥、はまなす、カシオペアの運転を取り止め
となるようです。
この記事では私が気になったことを調べてみようかなと思います。
- 新幹線の運転本数について
新幹線の13往復の内訳を見てみると
・は や て(盛 岡~新函館北斗直通列車) 1往復
となっています。
新幹線の単純計算をすると1時間に1本以下ですが、ここで2015年9月時点のダイヤを見てみると、新青森~函館で運転している「スーパー白鳥」「白鳥」の10往復なので運転本数については問題ないと思います。
他に気になったことで東北新幹線に直通しない1往復のはやてがありますが、後ほど書かせてもらいます。
- 在来線の運転本数について
函館~札幌間を運転する「スーパー北斗」「北斗」は現在は9往復ですが、2013年に起きた出火事故以前は11往復でした。今回の運転計画で12往復になると書いているので、出火事故以前より1往復増えることになりますが、私はこの増発した北斗がどの時間帯に走るか気になっています。
今回のダイヤ改正で青森~札幌間を運転している夜行急行「はまなす」が廃止されることが決定しました。ここで仮にこの増発した北斗が夜行列車として走るのなら、先述した新青森~新函館北斗間のみ運転のはやてと接続してはまなすの補完的な役割を果たせます。もちろんあくまで推測なのでどうなるかはまだわかりませんが、廃止となるはまなすの補完をする可能性は大いにあると思っています。
今回の運転計画で青函トンネルをくぐり北の大地へ向かう寝台列車が完全に消滅するのは悲しいことですが、これから先で新幹線が札幌まで全線開業し新たな旅の方法ができるのは個人的に楽しみに思っています。
では今回はここまでです。
執筆者:No.7102
校正:副編集長(No.7005)