灘校鉄道研究部公式ブログ

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南海

南海の車両形式(その10、6200系)

☆6200系とは? 6200系は車両性能向上・イニシャルコスト低減・機器集約化・保守低減などを考慮した高野線のフルモデルチェンジ車として1974(昭和49)年から85(昭和60)年に東急車輌で製造されました。制御方式は抵抗制御で、電動車がモハユニットとなったほか…

南海の車両形式(その9、6100系→6300系)

☆6100系とは? 6100系は高野線の輸送力増強と1971(昭和46)年に開業する泉北高速線への直通運転のために1970(昭和45)年から73(昭和48)年に東急車輌で製造された車両です。主要機器は6000系に準拠していますが、両開き扉と下降式窓に変更され7100系をオールス…

南海の車両形式(その8、6000系)

☆6000系とは? 南海電鉄では南海線向けに11001系(旧1000系)、高野線向けに21000系といった2扉の急行形高性能車が製造されましたが、加えて通勤形車両向けに20m級4扉車を導入することになりました。当時沿線開発が進んでいた高野線にはアメリカのバッド社との…

<特集> 南海線ダイヤ改正(特集第三号・番外編その1)

JRでは毎年3月にダイヤ改正が行われますが、南海本線・空港線では2017(平成29)年1月28日(土)にダイヤ改正が行われます(高野線のダイヤ改正はありません)。前回(2014年10月)の改正が大規模だったので今回はさほど大きな改正にはならないと思いますが、当記事…

車庫・工場公開訪問レポ2016(南海電車まつり編)(特集第二号・その2)

今年は吹田総合車両所の公開だけでなく、同日に南海千代田工場で開催された南海電車まつりにも行ってきました。 筆者は午前中吹田総合車両所の一般公開に行っていたので間に合うか心配でしたが、16時まで開催とのことで急いで千代田工場へ向かいました。 到…

南海10000系(車両研究紹介・南海その7)

☆10000系とは? 10000系は旧1000系四国号を置き換えるために1985(昭和60)年から1992(平成4)年にかけて製造された座席指定の特急用車両です。30000系こうやをベースとして車体は普通鋼で20m級とし、運転台側を貫通構造とするなど南海線仕様にされました。ただ…

南海2000系(車両研究紹介・南海その6)

☆2000系とは? 2000系は21000系と22000系の置き換え用として東急車輌で1990(平成2)年から製造されたズームカーです。軽量ステンレス車体が用いられ、南海で初めてVVVFインバータ制御が採用されましたが、加減速度や各ノッチ特性などは在来車との併結が考慮さ…

南海1000系(車両研究紹介・南海その5)

☆1000系とは? 1990(平成2)年にVVVF制御のズームカー2000系がデビューし、20m車もVVVFで製造することになり、南海線・高野線(難波~橋本間)の両方で使用可能な車両として1992(平成4)年から製造されたのが1000系です。当時は関西空港の開港の直前だったことも…

南海9000系(車両研究紹介・南海その4)

☆9000系とは? 1985(昭和60)年当時、高野線では相次いで新車が入っていたのに対し南海線では7100系以降新車導入がありませんでした。しかし、1985(昭和60)年に10000系サザンがデビューして旧1000系を置き換えることとなったものの旧1000系は座席指定車だけで…

南海7100系2~6次車(車両研究紹介・南海その3)

☆2次車の製造 1970(昭和45)年に2次車の7121F~7137Fが製造されました。cMTTMcの4両編成とcMTcの2両編成があり、Mc車については7119・7120を欠番として7121から始まっています。また、7100系では2次車以降は新製時から冷房装置を搭載することになり、分散冷房…

南海7100系1次車(車両研究紹介・南海その2)

7100系は1969(昭和44)年から1973(昭和48)年にかけて、架線電圧昇圧における改造の対象から外された在来車の置き換えのために東急車輛・近畿車輛で製造された車両です。普通鋼製で制御方式も超多段式バーニア制御方式が採用され(制御器は7000系と異なる)、前…

南海8300系2次車甲種輸送

7月20日に、南海の2両編成とは1995(平成7)年に製造された1036F以来の登場となる、南海8300系2次車2両×4編成が近畿車輛から和歌山市駅に向けて甲種輸送されました。写真を交えてお伝えします。

南海7000系(車両研究紹介・南海その1)

7000系は1963(昭和38)年から1968(昭和43)年にかけて、帝国車輛・東急車輛・近畿車輛で製造された車両です。6000系と同じく片開き扉の20m級4扉車で窓は2段上昇窓、制御方式も超多段式バーニア制御で前面の形も同じですが、6000系はオールステンレスなのに対し…

南海線をダイヤ改正してみる(起稿班研究第一号・その11〈最終回〉)

当連載もついに最終回となりました。今回は朝ラッシュ上りダイヤの改正案について説明したいと思います。 (↑泉北ライナー運用に入る12000系。 2016年1月11日、栂・美木多駅にて) 全時間帯のダイヤは載せられませんが、7時台のダイヤは以下の通りです。 ※和歌…

南海線をダイヤ改正してみる(起稿班研究第一号・その10)

今回は最後に残していた朝ラッシュ上りのダイヤに入りたいと思います。 ☆南海線の上り朝ラッシュ 上り朝ラッシュは南海線の中で最も混雑します。ハンドブック南海によると、平成26年度の最混雑1時間の混雑率は湊~堺間で121%と書いてありますが、普通車など…

南海線をダイヤ改正してみる(起稿班研究第一号・その9)

南海線のダイヤ改正案を考える記事の第9回です。今回は朝ラッシュ時上りのダイヤ改正案を解説しています。

南海線をダイヤ改正してみる(起稿班研究第一号・その8)

南海線のダイヤ改正案を考える連載記事の第8回です。今回と次回は、平日朝ラッシュ時間帯の下り線をとりあげます。

南海線をダイヤ改正してみる(起稿班研究第一号・その7)

今回は夕ラッシュ上りダイヤの改正案について説明したいと思います。 (↑7100系と12000系サザン・プレミアム。12000系はサザンだけではなく泉北ライナーの運用にも入ります。 2015年9月12日、堺駅にて。) ラピートβ運転時のダイヤは以下の通りです。 (30分ヘ…

南海線をダイヤ改正してみる(起稿班研究第一号・その6)

今回から夕ラッシュ上りのダイヤに入りたいと思います。 ☆南海線の上り夕ラッシュ 上りの夕ラッシュは乗客が偏っている下りとは違い、かなり空いていて普通・急行共に50~100%といったところです。また、特急の指定席については、サザンは相変わらず空いて…

南海線をダイヤ改正してみる(起稿班研究第一号・その5)

今回は夕ラッシュ下りダイヤです。ダイヤは以下の通りです。 (30分ヘッド)※和歌山港行は適宜サザン・急行に設定します。※ラッシュも同様にりんくうタウン~関西空港でJRのスジと重なる場合は時間を1~2分ずらします。 実質15分ヘッドで特急の難波発車時刻を0…

南海線をダイヤ改正してみる(起稿班研究第一号・その4)

来春ダイヤ改正に関する特集記事が続いておりましたが、今日明日は起稿班研究記事・「南海線をダイヤ改正してみる」となります。 今回は夕ラッシュのダイヤの改正案を作りたいと思います。 (↑南海1000系。 2015年9月22日、二色浜駅にて) ☆南海線の下り夕ラッ…

南海線をダイヤ改正してみる(起稿班研究第一号・その3)

今回は、実際に日中のダイヤ改正案を作成します。 前回に申し上げた通りの本数で作成しますと、以下のようになりました。 ☆本数(1時間あたり) ラピートβ 2本→2本 サザン 2本→2本 急行 0本→2本 空港急行 4本→4本 普通関西空港行 0本→2本 普通和歌山市行 4本→4…

南海線をダイヤ改正してみる(起稿班研究第一号・その2)

前回は準備段階でしたが、今回から実際にダイヤについて触れていきたいと思います。 まず、データイムの現状からみていきたいと思います。 (↑期待の新型、南海8300系。 2015年10月15日、岸和田駅にて) ☆データイム 2012年~2014年 下り 上り (30分ヘッド) 利…

南海線をダイヤ改正してみる(起稿班研究第一号・その1)

はじめまして。ここでは、旧塗装サザン復活や新型8300系の登場などで話題になっている南海本線・空港線のダイヤを改正してみたいと思います。筆者個人の見解が入っていることがありますが、ご了承のうえご覧いただければ幸いです。 (↑難波駅に入線する7100系…